【ブルーベリーの全品種の特徴一覧表(風味や収穫時期などの特徴)】

ブルーベリーの品種・種類の一覧

ブルーベリーの全品種の特徴一覧表です。すべての品種の特徴を記録し収録しました。ノーザンハイブッシュ、サザンハイブッシュ、ラビットアイ、半樹高ブルーベリーの全品種の特徴一覧表です。このページは趣味でブルーベリーを栽培している者が、趣味を同じくする方々の品種選びの参考になるように東西の品種を比較しやすいように特徴を整理しています。アメリカの特許の有効期限は出願から20年です。

ブルーベリーノーザンハイブッシュの品種の特徴一覧表

Blueberry Northern High Bush Varieties。ブルーベリーノーザンハイブッシュ品種一覧表です。ブルーベリーノーザンハイブッシュとは、アメリカの寒い地域に生息するブルーベリーを交配して生まれた品種で耐寒性が良いのが特徴で長野県岐阜県北部、東北から北海道南部などの冷涼地で栽培可能です。Zone7(冬季に-12度から-18度になる気候)が栽培に適しています。

ブルーベリーノーザンハイブッシュの品種の特徴一覧
ブルーベリーノーザンハイブッシュの品種の特徴一覧です。東西のカタログから風味や樹勢、耐寒性や耐病性についての情報を比較しやすいようにひとまとめにしました。特許情報より抜粋した味覚情報はその大学内の品種間での比較となります。ノンパテント品種ではブルークロップとレガシーがパテント種に1段階劣るものの、旧品種の中ではすぐれているようです。
ブルーベリー ノーザンハイブッシュの品種の特徴一覧表
列の構成 1列目がブルーベリーノーザンハイブッシュの品種の名前です。2列目が英語名。3列目が木の勢いの特徴。4列目が収穫量。5列目が一粒の果実の大きさ。6列目が風味。7列目は、かへいこんの特徴と日持ちの特徴。8列目が収穫時期の目安。9列目が冬の低温の要求時間。10列目がパテント情報と品種の交配親とコメントです。
日本名 Ja. Name 英語名 En. Name 樹勢 Vigours 収穫量 Crop yields 実のサイズ Fruit-size 風味 Flavor 日持ち Keep fresh 熟期目安  Hervest season 低温要求時間 Chill hours/耐寒性 Cold Hardiness 交配親 Parents コメントComments
スイートハート Sweetheart 直立 中粒~大粒 甘くたいへん優れる(大関カタログ)。硬い。貯蔵後も風味すぐれる(USDA-ARS)。 USDA。1999年にUSDAのDr. Mark Ehlenfeldtにより1996年に交配、1999年に選抜、2009年まで試験され2010年に紹介されました。成木で4-6フィート、16ポンドの収穫。耐寒性ゾーン5の地域でも育つ。
ウェイマウス Weymouth 弱い 中-多 小-中粒 ソフト。風味プアー。 果柄痕中 6月上旬 1936年。Weymouth, N.J., by F. J. Covile, USDA.R
アーリーブルー Earliblue / Eary Blue 強い/直立-半直立 低-中 中-大粒 やや酸味あり風味良い 香りあり 品質良い 硬さ中。 良い 中 6月上旬 旧品種。1936年に交配され1952年に紹介。ニュージャージー州のウェイマウスにてUSDA と N. J. Agricultual Experimentのもとに開発。 ウェイマウスの代替となる品種。スタンレーとウェイマウスの交配。耐寒性あり。生産性ありとも。クラッキングとプレ落果への抵抗性あり。不規則な果房。phomopsis cankerに罹りやすい。いくつかの地域で商業生産に向かない。R
サンライズ Sunrise 適度に活発/直立 適度に生産性あり 中粒 適度に硬い。明るい青色。 普通に小さい 6月上旬(早生) 1989年ノースカロライナでリリース。stem blightに敏感。
レカ(ブルーレカ) Reka 樹勢良い/直立 12-14mm, やや小さめの中風味よい 貯蔵輸送適する 6月上旬
旧品種。1985年。E118 (アーリーブルー x Ashworth) x ブルークロップ, Ruakura Research Centre, 熟すと落果しやすい(筆者談)。PVR No.BLU003(1987-2010)。R
デューク Duke 旺盛/直立 多い 大粒, 1.5g(中粒とも。) 風味普通, 6。硬い。 小乾 6月上旬(早生) ヒューロンより6日早い。果実の硬さ平均302g/mm。1985年に紹介。アイバンホー×アーリーブルー。メリーランド州のベルツビル発祥。自己受粉性あり。ブルータの次に熟す。開花遅い。多くの茎はずんぐりしている。程よく枝が分岐する。花芽や木は冬季の気温で非常に変動する。ノースカロライナでStem Cankerに敏感。生産性高い。R
グレースブルー(PVP) RYOKU NH-2 樹勢強/直立 - やや大 糖度多。硬さ中。果粉中。 小中乾 6月上旬 登録番号20730。登録年2011年。有効期限2041年。収穫期間は短。スパータンより糖度多い。デュークと収穫時期同じ。デュークの交雑実生。ニッポン緑産。
ヒューロン(Pat.) Huron 直立 中粒, 1.7g,  1.75cm 完熟果は上品な風味, ドレイパーより1ポイント上の9, 甘味ブルークロップと同等で甘い, 酸味ブルークロップより0.3point少ない。 小乾 6月上旬~中旬 非常に優 UMICH, USPP21777, 2009年。ミシガン大学, 貯蔵性長い, 熟期ブルークロップの後~ドレイパーの6日前。硬さドレイパーより10point上回る平均359g/mm。
コリンズ Collins 半直立 中 or 生産性あり 中-大粒 硬い 風味良い。 果柄痕中/良い 6月上旬~中旬(早生~中生)/td> 1959年リリース。Lester Collins(1880-1957)に敬意を表して開発された。スタンレーとウェイマウスの交配による。ニュージャージー州のニューブルンズウィックにて1936年にUSDA連携プログラムにより開発。早生。硬く、香りあり。クラッキングと落果への抵抗性あり。サッカーは多くない(書籍 The Highbush Blueberry and Its Management より引用)。R
ハンナズチョイス Hannah's Choice 直立 中粒~大粒 良い 6月上旬~中旬 USDAのDr. Mark Ehlenfeldtが開発。別名G-805。2000年リリース。R
クロートン Croatan 強い 直立 多い 中粒(カタログより。アメリカでは大粒。) 6月上旬~中旬 交配親はウェイマウスとF-6(スタンレー×Crabbe4)。F. V. Covilleにより作出。1955年に紹介。品質は普通。CankerとCrackingに少し抵抗性。ノースカロライナではStem blightに非常に敏感。
ブルータ Bluetta 中くらい 中粒 12-15mm 果柄痕大 6月上旬~中旬 1967年紹介。熟期コリンズと同じ。収量20ポンド、1粒1.7グラム。コリンズとブルークロップより0.2g重いがブルーレイより0.1g軽い。コビルと同等の1粒重(ミズーリ州のDr. Ben Fuquaによる評価)。風味エクセレントやベリーグッド、ベリーテイスティー(アメリカの情報)。剪定量中庸。R
スパルタン Spartan 中/直立/半直立 中/生産性あり 大粒-特大 15-18mm 風味特によい exellent 硬。明るい青色。素晴らしい。 果柄痕中-小 6月上旬~中旬(中生) 日本の中高年男性に人気。1978年にリリース。1樹の収穫量は4.5-6kg。酸味適度で良い風味、香りよい。ミシガン州にて収量r中-高。剪定量中庸。沿岸部ではstem cankerに敏感。R
ミーダー Meader やや強い/直立 開張 中大粒 酸味あるが風味が良い fair とても硬い 果柄痕小 6月上旬~中旬 1971年。アーリーブルー×ブルークロップ。非常に耐寒性ある。果実品質普通。Crarckingへの抵抗性あり。強剪定を必要とする。機械収穫に適する。一度に60-70%熟す。-32度まで耐え大雪にも耐える。R
パトリオット Patriot 強い/直立/半直立 安定して多い 大粒~特大 硬い。風味素晴らしい(exellent)。明るい青色。風味良い。 6月中旬~下旬(早生~中生) -25℃ 生産性あり。Stem cankerに敏感。山での栽培におすすめ。主に手摘みに向く。ジョージアのMountain Starion in Blairsvilleでのパフォーマンスは普通。R
リンダブルー - 半開張性 - 小~中 甘い - 早生 - 国華園2017年カタログに登場。野生種から選抜育成された早生品種。実は小さいですが甘味が強くて美味しい!(カタログより引用。)
ジュン - 直立性 豊産性 小~中 - - 早生 - 国華園2017年カタログに登場。直立性で生垣にできるほど樹勢旺盛。やや小さめの果実がたくさん実る豊産性品種。(カタログより引用。)
エチョータ Echota 強い/半直立 安定して多い 大粒 風味が良い 良い, エクセレント 6月中旬~下旬 1998年。E-66*NC683, ノースカロライナ。R
ブルークロップ Bluecrop 中/直立 安定して多い 大粒, 1.6g 風味は標準, 6, 甘味ヒューロンと同等 小乾 6月中旬~下旬 ドレイパーより6日早いがドレイパーと熟期のピークが同じでデュークより2週間遅い。果実の硬さ平均202g/mm。フェノール含有量402y。R
ドレイパー(Pat.) Draper 良い/直立 たいへん多い 大粒, 2.1g, 1.5-1.9cm 風味たいへん良い, 8, 甘味ブルークロップより0.8point劣る たいへん良い 6月中旬~下旬 USPP15103, 2003年リリース。有効期限2023年。ブルークロップとヒューロンより1サイズ大きい。果実の硬さ平均345g/mm。
サンライズ Sunrise 中/直立 中粒~大粒 風味が良い 良い 硬さスケール7-8 風味スケールデュークより良い 6月中旬~下旬 サイズデュークとチャンティクリアより小さい。※s-1R
ペンダー Pender 強い/半直立 中粒 色素晴らしく風味良い 6月中旬~下旬 1997年。ブルーチップ*B1(野生種), ノースカロライナ州立大学。リベイルより果実小さい。ステムクラッキングに抵抗性。
ブルージェイ Bluejay 強い 中粒 やや酸味あり 6月中旬~下旬 R
ブルーヘブン Blueheaven 適度に活発 直立 多い 中粒~大粒 色良い。 6月中旬~下旬 ジョージアのMountain Station in Blairsvilleでのパフォーマンス良い。R
トロ Toro 強い/直立 安定して多い 大粒 糖酸のバランス良い 色、硬さ、風味良い。 果柄痕小 6月中旬~下旬 -25℃ 1987年リリース。stem cankerに敏感。R
シエラ Sierra 強い/直立 多い 中粒-大粒 風味が良い。硬さ良い。 果柄痕小 6月中旬~下旬 -25℃ 1988年リリース。US-169xG-156。R
ブルーレイ Blueray 強い/直立 安定して多い 大粒 やや酸味あり。明るい青色。硬さ良い。風味素晴らしい。stem cankerにいくぶん弱い。山での栽培に向く。1955年リリース。粒揃い良い(筆者談)。 果柄痕中 6月下旬 中生。R
ブルーゴールド Bluegold 直立 多い 中粒-大粒 風味が良い。色が良い。 小乾 6月下旬 -25℃ フェノール含有量495y。抗酸化物質多い。剪定量は強め。パフォーマンス良い。1990年リリース。R
はやばや星(PVP) Hayabaya-Boshi 中/開張 大粒 やや柔らかい 湿 6月下旬 群馬県の品種。2004年登録、25年後の2029年まで有効。コリンズとコビルの交雑実生。群馬県にて7月中旬に熟す。コリンズコビルとアーリーブルーと比較して種子多い。R
おおつぶ星 Ohtsubu-Boshi 強い/半直立 大粒 やや酸味がある。種子多い。香気無。硬い。甘味中。裂果少。脱粒中。 果柄痕中/日持ち中 6月下旬 登録番号6926。登録年1998年。有効期限2016年。コリンズとコビルの交雑実生。耐寒性やや弱い。病害虫抵抗性中。中條忠久と堀込充が育成。純血のノーザンハイブッシュ。R
カーラズチョイス Cara's Choice 弱い~中/直立 中粒 糖酸のバランス良い ブルークロップより糖度3割高い 小乾 6月下旬 G-144xUS-165。2005年、Ehlenfeldtらによる。R
キャラチョイス(R) Cara's Choice 弱い~中/直立 中粒 糖酸のバランス良い ブルークロップより糖度3割高い 小乾 6月下旬 G-144xUS-165。日本緑産が販売。カーラズチョイスと同じか。
レガシー Legacy 旺盛/直立 多い 中粒 風味が優れる 良い 6月下旬 フェノール含有量470y。抗酸化物質多め。エリザベスxUS-75。R
ネルソン Nelson 強い/直立 多い 大粒 良い 6月下旬 フェノール含有量376y。R
ルーベル Rubel 小粒 風味が良い 香りあり 風味fairとも 硬い 果柄痕中 6月下旬 -35℃ Miss. Elizabeth Whiteがニュージャージー州のWhitesbogで野生種から発見。1931年より前に紹介。晩生。ワイルドブルーベリー。
ダロウ Darrow 強い/開張(カタログより。アメリカでは直立) 安定しない 特大 酸味あるが風味すぐれる。硬い。 6月下旬 1965年。[(wareham)×(Pioeer)]×ブルークロップ。非常に良い品質。Crackingへの抵抗性あり。いくつかの地域で耐寒性あり。生産性は気まぐれ。コビルより遅く熟す。R
須川のめぐみ(PVP) Sugawa No Megumi(Grace of Sugawa) 樹勢強/開張性 - 大粒 糖度高酸度少。硬さ中。果粉やや多。 果柄痕中 やや晩 登録番号26652。2015年登録。有効期限2045年。育成権の消滅日2018年。群馬県の田村善持(個人)が作出。収穫期間は中。交配親がわからないため純血のノーザンかどうか不明。
ボーナス Bonus 良い/半直立 多い 中粒~大粒 酸味強い 風味良い 硬い 果柄痕小 6月下旬~7月上旬 R
バークレイ Berkeley 強い 開張 とても生産性あり 大粒~特大 明るい青色。風味マイルド。硬さ良い。 果柄痕大 6月下旬~7月上旬 1949年リリース。ニュージャージー州のウェイマウス発祥。 USDAのF. V. Covilleによる。中生。largest。stem cankerに弱い。R
ハーバート Harvart 活発 開張性 中〜大粒(アメリカでは特大粒) 風味素晴らしい 大湿 6月中旬〜7月中旬 1932年交配、1952年発表。スタンレー×[ジャージー×Pioneer]。ニュージャージー州のウェイマウスでUSDAとN. J. AgricultualExperiment Stationにより開発。Crackingへの抵抗性。寒い気候では収量安定しない。機械収穫に適する。日持ちせず商用に適さない。コビルとバークレイと同じ果実サイズ。晩生。いくらかの州では状態により収量低下する。R
サマーチャンス(R) Summer Chance - - - - - 6月中旬~7月中旬 日本緑産が販売。
グレースブルー(R) Grace Blue - - - - - 6月中旬~7月中旬 日本緑産が販売。
エリザベス Elizabeth 半直立 大粒-特大 風味が良い 6月下旬~7月上旬 1966年リリース。Katharineとジャージーの交配。品質はfair。風味exellenntとも。輸送良い。アメリカでは新規栽培の選択肢にほとんど入ってないようだが親の代の思い出の品種として愛され農場を相続した一部の農家にとっては特別な価値がある。R
ブリジッタ Brigitta 強い/直立 安定して多い 大粒 糖酸のバランス良い 小乾 6月下旬~7月上旬 -25℃ フェノール含有量335y。R
チャンドラー Chandler 旺盛/直立 安定して多い 特大 風味が良い 小乾 6月下旬~7月上旬 -25℃ 1995年紹介。R
ジャージー Jersey 非常に旺盛 直立し開張 安定して多い 中粒(小~中) 風味素晴らしい 果柄痕中(アメリカでは小) 6月下旬~7月上旬 -35℃ フェノール含有量336y。1928年紹介。大粒で晩生(洋書からの記述)。ニュージャージー州のwhitesbogでUSDAのF. V. Covilleが開発。ルーベル×Grover。機械収穫に適する。最も加工に優れる。ノースカロライナではいくつかの地域でStem cankerに耐える。花粉少ない。受粉相手なければ生産少なく遅れるが種なしとなる。ルーベルより前から存在しているのではという疑いがある(1992, Haghighi and Hancock)。R
あまつぶ星(PVP) Amatsubu-Boshi 中/直立 大粒 甘味酸味中。香気無。種子中。硬。脱粒易。裂果中。 果柄痕中/日持ち中 7月上旬~中旬 日持ち中 中條忠久と堀込充が育成。1999年登録。有効期限は25年で2024年。登録番号7176。コリンズとコビルの交雑実生。コリンズより果肉硬い。劣化性は中。純血のノーザンハイブッシュ。R
デキシー Dixi 強い 多い 大粒 果柄痕大 7月上旬~中旬 発表時期不明(1949年頃か)。ニュージャージー州のウェイマウスでUSDAのF. V. Covilleが1936年に開発。中生。似た名前の品種にDixiblue(2005年)がある。R
レイトブルー Lateblue 活発 直立 安定して多い 中~大粒 酸味あるが風味が良い 果柄痕小 7月上旬~中旬 1967年。ハーバートとコビルの交配。果実品質良い。機械収穫に適する。熟期遅くエリオットの前。R
ブルースイート(R) Blue Sweet - - - - - 6月下旬~7月中旬 日本緑産が販売。
リバティ(Pat.) Liberty 良い/直立 多い 1.4-1.8cm, 1.5g 風味優れ硬さ優れる, 8 小乾 良い 7月上旬~中旬 USPP15146, 2003年。有効期限は2023年。ブリジッタ*エリオット。ミシガン州立大学。フェノール含有量495y。アントシアニン他品種より多い。抗酸化物質多い。
エリオット Elliot 強い 直立 安定して多い 中粒 酸味強い, 5 日持ちよい/極小 7月上旬~中旬 -25度 1973年リリース。デキシーと[ジャージー×Pioneea]の交配。とても耐寒性ある。果実品質良い。マミーベリーへの抵抗性あり。レイトブルーの1週間後に熟す。房はとても堅い。機械収穫に適する。一度の収穫で70%-80%収穫できる。リバティより1サイズ小さく1段階やわらかい。主な品種よりフェノール含有量が多く515y。抗酸化物質多い。相互受粉すると実りが早くなる。
オーロラ(Pat.) Aurora 良い/直立 多い 1.4-1.8cm, 1.5g 風味良い硬さ(非常に)良い, 8 良い 7月上旬~中旬 USPP15185, 2003年。有効期限は2023年。ブリジッタ*エリオット。ミシガン州立大学。ブリジッタの10-14日後に熟す。エリオットより僅かに貯蔵長く1段階果実硬い。
ブルースイート(R) - 樹勢中/直立 豊産性 甘味多酸味少。 - 7月上旬~下旬 収穫期間が長い。落果少ない。ヌイの交雑実生。ニッポン緑産。
ハイランドベリー(R) Highland Berry - - - - - 7月上旬~下旬 日本緑産が販売。
ビッグスター(R) Big Star - - - - - 7月上旬~8月上旬 日本緑産が販売。
ブルーラプソディー(R) Blue Rhapsody - - - - - 7月中旬~8月上旬 日本緑産が販売。
ルリカ(R) - - - - - - 7月中旬~8月中旬 日本緑産が販売。
ブルーバラード(R) Blue Ballad - - - - - 7月下旬~8下旬 日本緑産が販売。
ララカ RYOKU NH-5(PVP) RYOKU NH-5 樹勢やや強/斜上 - やや大 糖度多酸度やや少。硬さ中。果粉中。裂果少。 小乾 早生 登録番号24223。RYOKU NH-5。登録年2015年。有効期限2045年。収穫期間は中。ラズベリーの香りがほのかにする。北部ハイブッシュと南部ハイブッシュの交雑実生(ハイブリッド)だがどういうわけかニッポン緑産がノーザンハイブッシュに分類しているが厳密には雑種でありノーザンハイブッシュではない。
プル(PVR) Puru 直立 1.2cm-1.8cm 1985年。E118 (アーリーブルー x Ashworth) *ブルークロップ, Ruakura Research Centre, 日本で人気と記述。ニュージーランドでのPVR番号はBLU002(1987年-2010年8月6日)。R
ブルーチップ Bluechip *
ハリソン Harrison 活発 半直立 大粒 風味良い。 1975年。クロートン×US11-93。Cane canker抵抗性あり。蕾少ない。自家受粉する。クロートンの後に熟す。果実の腐敗に敏感。ノースカロライナでは商用に日持ちしない。R
スタンレー Stanley 1930年。R
ヌイ Nui
16-20mm USPP6699P、1985年リリース。E118 (アーリーブルー x Ashworth) x ブルークロップ, Ruakura Research Centre。ニュージーランドの品種。PVRの特許番号はBLU001で特許期間は1987年-2010年。USPPは2019.8.12で特許が終了した。権利者はTHE NEW ZEALAND INSTITUTE FOR PLANT AND FOOd RESEARCH LIMITED。R
ランコーカス Rancocas 直立 中-多 風味良い。硬 裂果あり 非常に耐寒性ある。 ニュージャージー州のWhitesbogでUSDAのF. V. Covilleが開発し1926年に紹介された。早生から中生。マミーベリーへの抵抗性適度にある。Fusicoccum cankerとPowdery midew(うどんこ病)への抵抗性あり。剪定量並-強。ブルーベリーパイを焼くにはこの品種が良いという人もいる。R
アイバンホー Ivanhoe 大粒 中生 1952年発表。ニュージャージー州のウェイマウスでUSDAが開発.
デニースブルー Denise Blue R
ペンバートン Pemberton 1921年USDAのF. V. Covilleが開発。1941年発表。晩生。
コビル Coville 直立で開張 非常に生産性あり。 特大 素晴らしい品質。 小。 8月(ミシガン州南部) 1949年発表。[(ジャージー)×(パイオニア)]×スタンレー。とても生産性がある。自己受粉しない。機械収穫に適する。アメリカ南部沿岸にてStem cankerに非常に敏感。ニュージャージー州のウェイマウスにてUSDAのF. V. Covilleが1936年に開発。最晩生。R
カロラインブルー Caroline Blue R
天香園アイ22(PVP) Ai 22 樹勢中/半直立 中粒 糖度酸度多。やや軟。裂果中。 7月上-中旬(山形) 登録番号26091。登録年2015年。有効期限2045年。育成権の消滅日2017年。収穫期間長い。
天香園アイバン19(PVP) Aivan 19 樹勢中/直立 大粒 糖度中。果粉強。軟らかい。裂果中。 7月上~中(山形) 登録番号22546。登録年2013年。有効期限2043年。収穫期間長い。
天香園NU59(PVP) NU59 やや弱/斜上 かなり大 果粉弱。糖度やや少。酸度中。裂果少。硬さ中。 やや小 登録番号21635。登録年2012年。有効期限2032年。収穫期間長い。
天香園NU105(PVP) NU105 樹勢中/半直立(斜上) 大粒 糖度中。果肉軟。裂果やや少。 7月上~中(山形) 登録番号20732。登録年2011年、有効期限2041年。収穫期間は中。
天香園ブルーギター 7月中~8月上(山形) 分類不能、オーストラリアの品種
天香園青い流星(PVP) Blue Comet やや弱/斜上 かなり大 果粉弱。硬さ中。糖度やや多。酸度少。裂果少。 7月上~中(山形) 登録番号19369。登録年2010年。有効期限2040年。ヌイの実生。収穫期間長い。
天香園チャンティクリア Chanticreer 6月末~7月初(山形) アメリカの品種。1991年(Draperら)。G180×Me-US6620。祖先にアーリーブルー、コビル、アイバンホーを持つ。※n-1
小町園じんば青(PVP) Jinba Blue 直立/樹勢中 果粉多。甘味中酸味少。香気有。種子多。裂果少。肉質軟。脱粒中。 7月上旬(長野県) 登録番号16970。登録年2008年。有効期限2038年。育成権の消滅日2017年。有限会社小町園。スパータンの交雑実生。レイトブルーより開花早い。育成者ホームページに摘み取りに適すると記述。
小町園うつぎ青(PVP) Eboshi Blue 樹勢中 果粉多。糖度酸度少。香気有。種子多。裂果少。肉質中。脱粒中。 7月上旬(長野県) 登録番号16971。登録年2008年。有効期限2037年。育成権の消滅日2017年。有限会社小町園。スパータンの交雑実生。収穫期間は中。育成者ホームページに青果の出荷に適すると記述。
小町園えぼし青(PVP) eboshi Blue 樹勢中 果粉やや多。糖度酸度中。香気有。種子やや多。裂果少。やや硬。 7月中旬(長野県) 登録番号16974。登録年2007年。有効期限2037年。育成権の消滅日2017年。有限会社小町園。レイトブルーの交雑実生。レイトブルーより開花早い。育成者ホームページに青果の出荷に適すると記述。
ケラアンブルー(PVP) Keraan Blue 樹勢中/開張性 多802g/1樹 大粒2g 糖度かなり多(12%)。酸度やや少。硬さ中。裂果少。果粉強。 やや大 8月上~中(北海道)中生 北海道。登録番号23218。登録年2015年、有効期限2045年。収穫期間は中。コビルとウェイマウスの交雑実生。耐寒性やや強。ケアランはアイヌ語でおいしいという意味。純血のノーザンハイブッシュ。
エピルカブルー(PVP) Epiruka Blue 樹勢中/開張性 692g/1樹 かなり大粒2.2g 糖度かなり多(10%)。酸度中。硬さやや硬。裂果少。果粉強。 やや大 8月中~下中(北海道)やや晩生 北海道。登録番号23218。登録年2015年、有効期限2045年。収穫期間は中。コビルとウェイマウスの交雑実生。耐寒性中。エピルカはアイヌ語でいい感じという意味。純血のノーザンハイブッシュ。
ルリカ - 樹勢強/直立 - 甘味多。酸味中多。香気有。 - 7月下旬~8月中旬 果肉が緻密なため日持ちが長い。落果少ない。未熟果は酸味が強いので早採りしない。ニッポン緑産。特許出願中。エリザベスの交雑実生。
ブルーバラード - 樹勢強/直立 - 中大 甘味中。酸味多。香気有。 - 8月上旬~8月下旬 果肉が緻密なため日持ちが長い。未熟果は酸味が強いので早採りしない。ニッポン緑産。特許出願中。チャンドラーの交雑実生。キャッチコピーが極晩で一稼ぎ。

引用元

  • 農水省
  • 大関ナーセリー
  • オーシャン貿易
  • アメリカのパテント情報(Google)や大学の論文から引用いたしました。more information you need on Blueberry Varieties:Cornell University College of Agriculture and Life Sciences: “Blueberry Variety Review”
  • ※n-1 http://hortsci.ashspublications.org/content/35/4/780.full.pdf
  • http://msue.anr.msu.edu/uploads/resources/pdfs/Blueberry_Varieties_for_Michigan_(E1456).pdf
  • "Wyman's Gardening Encyclopedia" Donald Wyman著 : ブルーベリー栽培の起源となる品種リストが一行程度の僅かな情報で2ページほど載っています。

関連リンク

ブルーベリーの品種についての個人的な感想

  • チャンドラー・・・酸味が強いと感じ、着色してから熟すには日数がかかるようであり熟期の見分けが困難でした。酸味系。
  • ブリジッタ・・・特大粒も入り完熟はおいしいのですが、基本酸味系で苦みもあり、大人の味で着色後樹上に長く置いておいたほうが味わいやすいと感じました。樹勢はたいへん強く、酸味系。
  • ブルーレカ・・・小粒~中粒でふつうにおいしくてもサイズが小さいので食べにくい。わざわざ小粒のブルーレカでを栽培する必要性もないと思いました。完熟すると落果する性質があります。加工用。
  • ブルーレイ・・・大粒で甘味も感じふつうにおいしかったです。

登録品種を調べてみると、ノーザンハイブッシュと言えない雑種や血統不明とわかる品種がノーザンハイブッシュとして売られています。交配履歴が無い物は信用できません。そういう意味で日本で科学的に信頼できるところは北海道農業試験場(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)と群馬県、大関ナーセリーとオーシャン貿易くらいでしょうか。

ブルーベリーサザンハイブッシュの品種の特徴一覧表

Blueberry Southern High Bush Varieties。ブルーベリーサザンハイブッシュの品種の特徴一覧表です。ブルーベリーのサザンハイブッシュはアメリカ南部のブルーベリーの交配品種で暖かい地域への適応性のある品種です。サザンハイブッシュは日本の北海道南部以南のほとんどの地域で栽培可能です。

ブルーベリーサザンハイブッシュ品種の特徴一覧
ブルーベリーサザンハイブッシュの品種の特徴一覧です。風味や樹勢の特徴について東西のカタログを一目で比較しやすいようにひとまとめにして紹介しています。品種名にリンクのあるものは、品種ごとのブルーベリーの楽天の最安値と口コミをチェックすることができます。カタログにない具体情報や10段階スケールで風味を表示しているものは、特許の登録情報から取得しましたので特許番号のリンクから正確な内容をご確認ください。この表は趣味栽培用に個人が作成したものですので、営農の方は公式カタログをご参考ください。

サザンハイブッシュは主に日本のやや山間部にあたるzone8(冬季に-12度から-7度になる地域)での栽培に適しています。中間地でも栽培可能です。

病気の翻訳にはちょっと自信がありませんが、stem blight(茎枯病、細菌により茎が茶色く枯れる病気)とstem canker(ステムキャンカー、枝枯れ病と言ってしまうとblightと同じ意味になるので日本語に訳しませんが、ブルーベリーにたいへん多い病気です)、Phytophthora(疫病菌)と訳しました。調べるのに何年もかかってますので、参考になった場合はリンクを貼っていただければ幸いです。
ブルーベリー サザンハイブッシュの品種の特徴一覧表
列の構成 1列目がサザンハイブッシュの品種の名前です。2列目が英語名。3列目が木の勢いの特徴。4列目が収穫量の大小。5列目が一粒の果実の大きさ。6列目が風味。7列目がかへいこんの特徴と日持ちの特徴。8列目が収穫時期の目安。9列目が冬の低温の要求時間。10列目がパテント情報と品種の交配親とコメントです。
日本名Ja. Name 英語名En. Name 樹勢Vigours/ベリー幅 収穫量Crop yields 粒Fruit size 風味Flavor 果柄痕・日持ちKeep fresh 熟期目安Hervest season 低温要求時間Chill hour 交配親 Parents コメント Comment
アヴァンチ(U.S.Pat.) Avanti™ 中 直立 - 中粒 2.3-2.5g 高品質。甘い。とても堅い(211g/mm)。マイルド。酸0.37%。17.4mm幅。ワックス中-高。 小2.4mm, 乾 ハウスもしくは6月上旬 100 日本未公開。2016年登録、2035年失効。FL06-203。FL02-12×ファーシング(の花粉)。USPP26312。中央および南中部フロリダに適する。常緑。SS/TA Ratio (%): 50.0. Soluble Solids (%): 13.3.種子小さく石細胞は現れない。エメラルドより樹勢弱い。3歳樹で1.5kg-2.5kg, 場合により4kg以上。PVR No.BLU49(2017-2040.6.9)。Florida Foundation Seed Producers, Inc.
OPI(U.S.Pat.) OPI, RIDLEY 1111 強い/直立 中粒, AUにて2.1g(中~大)、酸度は中。 堅く甘くパリッ芳香, 甘さ中~強(特許) 果柄痕小 ハウス4月初旬~5月中旬 250 US20110185459, 2011-2035年, MBO社, C99-42。耐寒性は低いと予想される。10本から購入可能。OPI=Ridley 1111の日本語での詳しい説明はこちらです。MBOと取引時のロイヤリティーコストは$4.40。
ユーリカ(A.U.Pat.) Eureka 早い/半直立 特大堅く甘いパリッ高級感 たいへん優れる ハウス4月中順~5月初旬 オーストラリアMBO社のRidley作出。AUno.2010/215。10本から購入可能。
トワイライト(A.U.Pat.) Twilight 強い/直立 大粒~特大 堅く甘いパリッ ハウス5月初旬~5月中旬 オーストラリアの品種。AUno.2010/216。MBO社。10本から購入可能。
メドーラーク(U.S.Pat.) Meadowlark, FL01-173 良い, 1.9cm, 2.4g 大粒, 1.9cm, 2.4g 実のしまりよくマイルド 果柄痕良い 6上旬~6月中旬 200 UF, USPP21553 P2, 2009年-2029年。FL98-133*FL98-183, フロリダ大学。根腐れに平均以上の耐性。非常に直立。休眠中の耐寒性は-15度、それ以外は-3度。クラスタ(1つの花芽)ごとの果実の数は平均6個で緩い。スターより果実平均が大きい。1株あたり5-8ポンドの収量。
スノーチェイサー(U.S.Pat.) Snowchaser 中-非常に良い 中粒-大粒, 1.7g, 1.4-1.5cm, AUにて2.2g(中~大) 甘く堅さよい, 甘さ中~強(特許), 酸度低い。非常にジューシーで薄い果皮。風味良い。青さ中程度。 果柄痕良い 6月上旬(極早生) 100-200 UF, USPP19503 P3, 2005年発表。登録期限は2017年。FL89-119*FL95-67, フロリダ大学。2006年リリース。干ばつまたは過湿では問題が生じる可能性。夏の終わりに水と肥料を減らす。3歳以上の1株につき5ポンドの生産性。耐寒性は休眠期で-15度、それ以外-3度。しかしエメラルドと比べると細菌による枯死率は優位に高いようだ(参考※s-2)。スターの15日前に熟す。受粉樹にエメラルドが適する。
スイートクリスプ(U.S.Pat.) Sweetcrisp 良い/開張性 中粒/15mm 風味良。非常に硬い。 極小/乾 6月上旬~中旬 200-300 USPP20027P3, 2005年申請2009年登録。2026年失効。フロリダ大学。耐病性あり。スターより甘くBotryosphaeria(ボトリオスファエリア属 枝枯病を引き起こす菌)への抵抗性がある。スターより早く成長する。Southern BelleとFL95-3の交配。耐寒性-15度。花および果実の耐寒性-3度。成木の収穫量5ポンド。
ケストラル(U.S.Pat.) Kestrel, FL02-40 良い, 中間 大粒, 1.7cm, 2.3g 熟すと香りよい実がしまる。堅さ高い。風味エクセレントで甘さに酸味もある。 果柄痕良い, 小乾 6上旬~6月中旬 100-200 UF, USPP21719, 2009-2029。FL97-125*FL95-54, フロリダ大学。遅霜による凍害を受けやすい。水はけのよい土壌を好み夏に少雨の気候が適する。収穫後に殺菌剤を斑点病防止に散布。3歳以上で1株あたり、4-6ポンドの収量。参考までにスター1粒重は平均2.0gでありスターより平均が大きい。
プリマドンナ(U.S.Pat.) Primadonna 良い, 開張性/活発-直立とも 大粒, 1.7cm, 2.13g 甘く堅さ秀で果房ゆるい。堅さ高い。甘く酸度が低い。風味良い。 果柄痕秀, 小乾 6上旬~6月中旬 200-300 UF, USPP20181, 2005年発表。2006年リリース。2027年失効。FL87-286*オニール, フロリダ大学。疫病菌による根腐れへの抵抗性高い。茎枯病の抵抗性中~高。Cane canker(茎かいよう病、茎が茶色または白く枯れる病気)の抵抗性高い。葉のスポットに対する抵抗性は中。耐寒性は休眠期-15度その他-3度。1株あたり4歳以上で4ポンドの収量。しかしエメラルドと比べると細菌による枯死率は優位に高いようだ(参考※s-2)?スプリングハイとエメラルドと開花期似ている。熟期スターより12日早い。花芽中-多い。プリマドンナは開花より先に葉が出る傾向にありおそらく春の展葉い問題に感じる可能性がある。しかしながら花芽はDormex(休眠打破する農薬)に敏感でこの化学物質を使用する農薬に気を付ける必要がある。冬の剪定が必要。
フリッカー(U.S.Pat.) Flicker, FL96-43 非常に良い, 中間 多い 大粒, 1.6cm, 2.4g 甘い, 樹上で果実保つ。ワックス豊富で傷から守る。甘いが酸っぱい実もいくつかある。 果柄痕良い, 小乾 6上旬~6月中旬 100-200 UF, USPP21554, 2009年リリース。2029年失効。FL96-93*FL96-51, フロリダ大学。疫病菌による根腐れと茎枯病(Stem blight)は平均以上の耐性。Cane cankerへの感受性見られず。真菌による葉のスポットは殺菌剤を要する。3歳以上で1株あたり5-8ポンドの収量。
ファーシング(U.S.Pat.) Farthing 樹勢強, 開張 多い 大粒, 2.1g, 1.71cm 非常に堅い, 甘い, 酸味, パリパリ風味良。堅さ高い。ワックス中。甘い, やや酸っぱい。 良い, 小乾 6上旬~6月中旬 300 UF, USPP19341, 2007年リリース。2027年失効。FL96-27にウィンザーの花粉, フロリダ大学。疫病菌による根腐れと茎枯病(Stem blight)に平均以上の抵抗性。Cane cankerへの感受性見られず。真菌の葉のスポットは殺菌剤で制御するが、他の品種より優れた抵抗性をもつ。耐寒性は休眠期-15度その他-3度。1株あたり5~10ポンドの生産性。自己結実性他の南部ハイブッシュより高い。
ケープファー(ケープフィアまたはケープフェア) Capefear 強い 半直立 多い 大粒 風味良いがやわらかすぎる。ライトブルー。 6月上旬~6月中旬 500-600 NCSU, 1987年。US-75 x パトリオット。ノースカロライナ州。軟らかすぎるため長距離輸送に適さない。非常に早熟で生産性ある。stem cankerに敏感だがstem blight抵抗性。R
ブラッデン Bladen 強い/直立 多い 小粒~中粒 色、風味、硬さ良い 良い 6月上旬~6月中旬 600 NCSU, 1991年。NC-1171 x NC SF-12-L。オニールより5日先に熟す。果実品質良い。リベイルよりも果実の色良く高湿で裂果少ない。機械収穫可能。手摘みの場合、スピードを考慮して(収穫する)果実サイズを制限する。栽培は限定的にすることおすすめ。十分な受粉を確保するためリベイルまたはオニールと一緒に植えます。1992年ノースカロライナでリリース。R
TH-605(R出願中) TH-605 樹勢強い, 直立 - 大粒 糖酸調和 6月上旬~7月上旬 400-500 U-Geogea開発。オーシャン貿易が契約販売。品種登録出願番号:第27499号。
サウザンスプレンダー(U.S.Pat.) Southern Splendour 良い/半直立 中粒~大粒, 1.4-1.6g, 1.6-1.8cm すばらしく堅くたいへん良い。とても非常にしっかり硬くアロマティックな風味。フルーティー。 小・乾 6月中旬~6月下旬 450-500 大関ナーセリー契約販売。USPP22692, 2010年ジョージア州にてリリース。2030年失効。パルメット*リベイル。活力が高い。病害抵抗性はスターとレベルに似ている。生果として販売可能。熟期はオニールと同じか僅かに早い。粒ぞろいにばらつきがある(筆者の場合)。ジョージア州にてD. Scott NeSmith作出。楽に果房から離れ機械収穫に適する。早い出荷と高い風味を求めるニッチ市場に適する。スターとレベルの7日後に開花する。自己受粉するがスージーブルーのようなサザンハイブッシュが受粉樹に適する。
オニール O'Neal 強い/半直立 多い 大粒 甘い(大関カタログ)。硬さ良く風味良い(ジョージア)。 良い 6月上旬~6月中旬 400(200)-500 NCSU, 1987年発表。Wilcott x Florida64-15。日本の中高年男性に人気。収穫後半は粒が小さくなる。風味は別格で目を閉じて食べてもわかるくらい違う(酸味少ない)。糖度ハイブッシュの中でもかなり高い。大粒もあるが中粒も多い(筆者談)。スターより遅く熟す。オニールの開花期間は早く、そして長い。休眠前にしばしば1、2個の花が房の中から咲く。適度に生産性がある。樹勢普通で半直立。春の新梢の展開普通。限定的な栽培が推奨される(主力としてすすめていない)。1987年ノースカロライナにてリリース。R
ミスティ Misty 強い/直立性 多い 中粒-大粒(筆者最大3.6g、ブルーレイより一回り大きい) 良い, 品質エクセレント, 硬い, 魅力的 良い 小 6月中旬~6月下旬 150-200 U-Florida, 1989年リリース。受粉樹にシャープブルーが適する。大粒だが中粒も多い。ブルーレイより糖度高い。風味もよい。熟期はオニールより僅かに遅いが重なる(筆者談)。ブラッデンとともに群を抜いて硬い(※s-3)。品質は良い。樹勢適度に活発で直立で暗い緑色の枝葉。ミスティーは着果過多にするとしばしば葉の発生がプアーになりstem blight(Botryosphaeria dothedia)に繋がる深刻な問題がある。春の凍害は部分的に実りが落ちる。冬の終わりに剪定を要する。切り口から病気が侵入するので地面の近くで剪定してはならない。特に1-2年目の茎はすべての蕾と花を取ること。展葉のためのDormex(休眠打破剤)の散布に対してミスティーは反応が良い。R
フロリダスター Star 中/半直立 大粒-特大,1.6- 2.0g, 1.8cm 風味すぐれる, 堅さ非常にしっかりしている(大関のカタログ)。硬さ普通で風味良く高湿で裂果(ジョージアの評価)。ベリーサイズ8.2-8.5±0.3, 風味7.2±0.2(Suziblueとの比較)。 良い 6月上旬~6月中旬 400-500 USPP10675, 1995年発表。有効期限は2019年8月15日。10本から購入可能。オニール*FL80-31, フロリダ大学。疫病性根腐れと茎枯病(Stem blight)の抵抗性中。花芽平均以下。日本では2001年に出願されたが2006年に拒絶。overhead灌漑システムが推奨される。樹勢は普通。春の新梢の生育は良い。生産性を最高にするためには他のサザンハイブッシュの品種を必要とする。オニール、サンタフェ、エメラルドは受粉樹におすすめ。スターは高湿度の条件下では花粉を散布しない。Septoria leaf spotに敏感(=弱い)。1996年フロリダリリース。
サファイア Sapphire 中/半直立 中粒~大粒, 1.7-2.2g,  風味すぐれる(ジョージアでは"酸味少なく甘くて風味良い")。堅さ高い・良い(とあるが日本での登録内容には肉質中)。甘く、酸味も感じる。果皮薄い。脱粒易。果粉多。甘味多酸味中。香気中。種子少。色味普通。 良い, 小乾 6月上旬~6月中旬(極早生) 200-300(150とも) USPP11829, 1998年。有効期限2019年8月15日。根腐れに高い耐性。大きな株で1株あたり平均5ポンドの収量。日本での登録番号は14417。登録年は2006年で有効期限は2036年。収穫期間かなり短い。シャープブルーより樹勢やや弱い。たいへん良い土とバークベッドを要求する。非常にたくさんの花芽が付く、特に最初の2年。そのため冬に剪定を要する。春の新梢の発生はプアーになる。ジュウェルのように主力品種として期待されている(※当時の話)。スターやサンタフェで低温のため十分な生産が得られない地域に適する。もしもサファイアを試したいなら開花のはじまりに凍害から保護して良い頭上灌漑システム(overhead irrigation system、霜防止の散水機)が必要。相互受粉にジュウェルがおすすめ。1998年フロリダリリース(米国特許は終了)。
スージーブルー(U.S.Pat.) Suziblue 大粒, 2.2g-2.7g, 1.5-1.7cm たいへん甘い(※大関カタログ)。風味良くスターより果実大きくスターより堅い。レベルより大きい。サイズ8.5-8.7±0.1, 風味7.8±0.3(※USPP)レベルよりサイズ風味上回る。裂果少、糖度やや少、酸度やや多、果肉かなり硬い(※日本の登録内容)。 6月上旬~6月中旬 400-500 USPP21167, 2009年リリース。2039年特許終了。スターを母に複雑な血統, 米国農務省。日本での登録番号は26745。登録年は2018年。有効期限は2048年。収穫期間やや短。熟期はオニールが終わってから数日後(筆者の場合)。ジョージア州にてD. Scott NeSmith博士が作出。自己受粉する。受粉樹にレベルが適する。開花期スターと同じでレベルより一週間遅い。冬でも葉を保持する(ジョージアでは)。スターより大きくレベルより硬さ良い。ジョージアではサザンハイブッシュのメインシーズンに推奨する(※リリース当時の記述です)。スターより着果過多になりやすい。機械収穫に適すると思われるが初回収穫は房がきついため手摘みで収穫する。
ニューハノーバー(U.S.Pat.) New Hanover 中/半直立 安定して多い 大粒, Very Large, 2cm すぐれる。非常によい果実の色。優れた果実硬度。非常に良い果実品質。 中・乾, 貯蔵優れる 6月上旬~6月中旬 500-600 USPP19990, NCSU, 2005年リリース。有効期限は2025年。NC-1522(雌)x オニール(花粉)。ノースカロライナ州立大学。コンスタントに大きな果実が収穫できる。
リベイル Reveille 中/直立 小~中粒, 1.24g 良い。味評価80A(ダンカンの多重範囲検定平均)。ライトブルー。硬さ素晴らしい。風味良い。 良い 素晴らしい 6月上旬~6月中旬 600-800 1990年。リベイルの7日後貯蔵評価はビューフォート、カートレット、パムリコと比べて有意に高い。低温要求時間がとても長いのでジョージア州の平地での栽培に適しません。機械収穫可能。手摘みは果実が小さいので収穫スピードが遅くなる。樹勢適度に活発で生産性がある。樹高辛うじて直立。雨で裂果する。受粉樹にブラッデンが適する。1990年ノースカロライナにてリリース。。R
アイブルー - - 豊産性 中粒 甘い - 早生 - 国華園2017年カタログで確認。すっきりとした甘さで美味しい!しかも嬉しい豊産性品種です。果実は中サイズ。(カタログより引用。)
サニーブルー - 樹勢強 豊産性 大粒 香りあり - 早生 - 国華園2017年カタログで確認。最大3.2gになる大粒品種。香りが良く、美味しい。樹勢が強く、嬉しい豊産性です。(カタログより引用。)
レベル(PVP, U.S.Pat.) Rebel 強い 開張性 大粒, 1.8-2.5g 樹上に置いておくと口当たりよくなる。表面ワックス(ブルーム)豊富。糖度酸度やや多。硬さ中。裂果少。果粉強。ミディアム-ライトブルー。風味平均的。オーシャン貿易による品種登録番号 第18741号。 小乾 6月上旬~6月下旬(極早生) 400-450 U-Geogia開発。オーシャン貿易が契約販売。USPP18138, 2005年リリース。FL92-84(プリマドンナ), ジョージア大学。ジョージア州にてD. Scott NeSmith博士が作出。日本での登録番号は18741。登録年は2009年で有効期限は2039年。ステム(茎)にいくらか問題が生じる年があった。スターの6-9日前に熟す。樹勢とても活発でとても早なりで開張性。樹冠は中程度。レベルの花はスターの3-4日前に咲く。収穫期はスターとほぼ同じ。寒さがマイルドであれば葉の発生素晴らしい。増殖は挿し木でとても容易。いくぶん自己受粉するがエメラルドやスターのように同時期に開花するサザンハイブッシュの受粉樹に適する。スージーブルーと相互受粉する。レベルはまだ新しい品種なので試験的に植えてみることが推奨される。2006年ジョージアリリース。早生なので高い市場価格をもたらす。
スプリングワイド(大関苗)(U.S.Pat.) Springwide 中/半直立 中粒~大粒, 1.93cm 堅さよく風味よい。成りはじめ最大3.1g。 中・乾 6月中旬~7月中旬 200 大関ナーセリーが契約販売(オーシャンの同名品種と同じ種類と思われる)。USPP16333, 2004年リリース。登録期限は2024年。FL83-72*シャープブルー, フロリダ大学。4歳以上で1株あたり4ポンドの収量。
ノーマン(U.S.Pat.) Norman(A-272) たいへん強い/直立 中粒~大粒, 1.8g 堅く甘い 6月中旬~6月下旬 500-600 U Arkansas, USPP28502P3, 2014年発表。2015年申請2017年登録。有効期限2024年。レガシーの子孫。アーカンソー州立大学。ブルークロップの5日後、オザークブルーの8日前に熟すがオザークより酸度低い。高品質。J.R. Clark, J.N. Mooreと A.D. Draperが1985年にレガシーを交配し1989年に選抜しA-272として試験。芳香あり。
クーパー Cooper 中~強 やや直立 中 やや生産性あり 中粒~大粒 ガルフコーストより大きい 風味良い 硬い 6月中旬~6月下旬 400-500, 700とも USDA-ARS交配プログラム開発。ミシシッピ州、1987年。優れた早生で品質優れる。G180×FL175(アイバンホー、アーリーブルー、ブルークロップを祖先に持つ)。開花はクライマックスより遅い。熟期クライマックスの二週間前。Stem cankerへの感受性高く深刻。R
ミレニア(U.S.Pat.) Milennia 中-強 開張 安定して多い 大粒~特大 ふつう。穏やかでさわやかな風味。グレイブルーの実。硬さは乏しい。風味良い。 良-エクセレント 6月中旬~6月下旬 300 USPP12816, 2000年リリース。有効期限2020年。FL85-69*オニール, フロリダ大学。Cane canker(ステムキャンカー)に高い抵抗性。茎枯病(Stem blight)と根腐れ抵抗性は中(フロリダ)。木が混みすぎず葉がよく茂ると実が大きくなる。いくぶん繁りすぎ花芽が多くなりすぎる傾向にあるので冬に剪定を要する。Leaf spot抵抗性平均的だがstem blightとroot rot(根腐れ)に弱い(ジョージア)。果実が軟らかい問題と病気の問題のためジョージアでは推奨されていない。自己受粉する。似たような低温要求時間のサザンハイブッシュを少なくとも2品種必要とする。受粉樹にジュウェルとエメラルドが適する。フロリダで2000年リリース。
フローダブルー Flordablue 多い 中粒~大粒 硬さ中。 6月中旬~6月下旬 150-300 1976年フロリダにてリリース。Botryosphaeria corticis stem cankerへの抵抗性あり。輸送に向かない。根がとても難しい。Phytophthoraに敏感。地元のマーケットでの販売や摘み取り園に可能。機械収穫への適正あり。受粉樹にシャープブルーかミスティーが適する。増殖および生育が難しいのでジョージアでは推奨されていない。R
ジョージアジェム Georgiagem 中 直立 高い 中粒 とても風味が良い。硬い。 良い 小乾 6月中旬~6月下旬 350 USDA, 1986年。先祖にブルークロップを持つ。Stem blightとcankerに敏感。排水良い土が適する。早生のラビットアイか他の南部ハイブッシュが相互受粉に適する。R
エイボンブルー Avonblue やや強 半直立 中粒~大粒 ライトブルー。硬さ風味良い。 小乾 6月中旬~6月下旬 300-400 1976年発表。1977年フロリダにてリリース。Florida1-3と[バークレイ×(Pioneer×Wareham)]。木は小さく開張性。果実品質とても高い。強い剪定を必要とする。自己結実する。フロリダで5月7日に熟す。樹勢はとても良いわけではない。生産性は適度に良い。R
シャープブルー Sharpblue 強い/開張 多い 中粒 良い 湿 6月中旬~6月下旬 200-300(150とも) 1976年フロリダでリリース。stem cankerに抵抗性があるが葉の病気の問題がある。シャープブルーはもはやジョージアでは推奨されていない。なぜなら開花が早すぎ、果柄痕が希望よりも多湿であるからだ。からだそして咲き終わった花が果実につかえることがある。樹勢は適度に活発で半直立で適度に生産性がある。果実は中から大サイズのライトブルーで硬さ普通、果柄痕湿っていて風味は良い。R
キークリスプ(U.S.Pat.) Keecrisp 強い 直立 多い 大粒 極めてパリパリする。極めて堅い。甘く、酸味少ない。平均2.5g、17.6mm。 小乾 6月中旬~6月下旬 シャープブルーの4日後 300 日本未公開。2016年リリース。USPP27,771。有効期限2036年。FL06-556。中晩生。フロリダ北中部とジョージア南部に適する。極めてパリパリして堅い。適地にて高い収穫量。機械収穫と青果に適する。樹勢強くエメラルドより大きい。果柄痕平均1.8mm。
エメラルド Emerald 良い/半直立 多い 大粒~特大 甘くほんのり酸味(大関カタログ)。適度おに硬く色は普通-暗青色でオニールに似る(ジョージア)。 良い 6月中旬~6月下旬 200-300 USPP12165, 1999年申請2001年登録。有効期限2019年9月9日。FL91-69*NC 1528。疫病菌の根腐れ病に高い抵抗性。Stem blight(茎枯病)とCane cankerと葉の病気の抵抗性は中。高い生産性、高い品質。花粉提供樹。5歳以上で1株あたり8ポンドの収量。大関ナーセリーが契約販売。いくぶん秋に開花することもある。凍害防止の頭上灌漑の試みが推奨される。実のサイズを良くするためには相互受粉が必要。樹勢活発で直立より開張性で。春の発育は良い。花芽の数は普通-多いが秋の開花が引き起こされる。病気予防のため冬に秋に咲いた花や実、葉芽などの剪定を必要とする。病気抵抗性は平均もしくは平均以上だがさび病に弱い。生産性は良く大抵はスターの後に熟す。エメラルドは似たような低温要求時間の他の品種と相互受粉する必要がある。受粉樹にミスティー、オニール、スターが良い。1999年フロリダでリリース。フロリダ州北部中央で広く栽培されている品種。
ビロキシー Biloxi 強い 中粒 風味色堅さ良い。 良い 6月中旬~6月下旬 低温は要求しない。または200-300 USDA, 1998年。シャープブルー*US329。サザンハイブッシュが相互受粉に適する。R
須川のかがやき Sugawa no Kagayaki(Shining of Sugawa) 樹勢中/開張性 - 大粒 糖度やや多。裂果少。果肉やや軟。 やや大 - 群馬県の田村善持が育成。収穫期間短。
スプリングワイド(PVP U.S.Pat.) Spring Wide FL90-91 樹勢中, 半開張 中~大粒 甘味強く酸度低く貯蔵輸送良い(とカタログにあるが品種登録には甘味やや多く酸味多とある)。硬さ中。裂果少。 6月中旬~7月上旬 200 フロリダ大学2006年に紹介。オーシャン貿易が契約販売。USPP16333, 2004年特許取得(有効期限は2024年)。FL83-132xシャープブルー。1993年に選抜され1995年にFL90-91として試験。果実は最大3gになる(ref)。大関ナーセリーの同名品種と同じと思われる。日本での登録番号は21150で2011年登録の有効期限は2041年。登録者はFlorida Foundation Seed Producers, Inc.。収穫期間短い。
スプリングハイ(PVP U.S.Pat.) Spring High 樹勢強い, 直立性, 1.76cm 大粒-極大粒(USPPには単に大と記載) 甘味強く酸度低い, ジューシー。成りはじめ3.0g。硬さ高い。果皮薄い。風味良い。青色は普通。 6月中旬~7月上旬 200-300 U-Florida。オーシャン貿易が契約販売。USPP16404, 2004年申請2006年登録(有効期限2024年)。FL91-226*サウスムーン, フロリダ大学。根腐れに優れた耐性。休眠期の耐寒性-15度、その他-3度。4歳以上で1株あたり5ポンドの収量。1房あたりの平均4粒。なり始めは全体の25%の収量。日本での登録番号は21149。登録年2011年、有効期限2041年。エメラルドより早く開花するので凍害から守る必要がある。スターの9日前に熟す。展葉はは良いがDormex(休眠打破剤)の改良による。基部からのsuckering(吸枝の発生?)は限定的。受粉樹にエメラルドが適する。2005年リリース。
セブリング(U.S.Pat.) Sebring 強い/直立, 2g, 1.4cm 大粒 ワックス少な目。堅さ中でシャープブルーより堅い。甘くて少し酸味あり。 小・乾 6月中旬~7月上旬 200 U-Florida。オーシャン貿易が契約販売。USPP13683, 2001年申請2003年登録(有効期限2021年)。シャープブルー*オニールの花粉, フロリダ大学。茎枯病(Stem blight)と根腐れに良好な抵抗性。
ジュエル Juwel 樹勢強, 半開張 - 中粒-大粒AUにて2.3g(中~大), 1.5cm 甘味強く酸味弱い, ジューシー(カタログ)。登録には甘酸っぱいと記述(特許)。ワックスは中。硬さ素晴らしい。風味良いがやや酸っぱい。青色は普通。 小・乾 6月中旬~7月上旬 250 U-Florida, USPP11807, 1998年申請2001年登録(有効期限2019年8月15日)。リリースは1998年。フロリダゲインズビルにて育種。根腐れと茎枯病(Stem blight)に中程度の抵抗性。4歳以上で1株あたり3-4ポンドの収量。樹勢適度に活発でやや開張。受粉樹にサファイアとエメラルドが適する。生産性良い。開花早い場合凍害から守る必要がある。 適度にPhytophthora根腐れ菌に敏感。開花早いので頭上潅水システムが推奨される。
ウィンザー Winsor 樹勢強い, 半開張 - 大粒-特大, 1.7cm 糖酸調和。甘く、酸味も付随する。心地よい香り。非常に大きい果実。初期果実は2.48g。色は普通で硬さ風味良い(ジョージアの評価)。 湿 6月中旬~7月上旬 300 or 400 U-Florida, USPP12783, 2000年申請2002年登録(有効期限2020年)。FL83-132*シャープブルー。Stem canker(ステムキャンカー)に高い抵抗性。根腐れ菌と茎枯病(Stem blight)に中の抵抗性。貯蔵性が出荷と梱包時に問題を起こす。大きな株で4-6ポンドの収量。凍害から花を守る必要がある。南部ジョージアで限定的な栽培がすすめられる(主力品種としておすすめではないという意味)。若木は問題だらけで裂けやすい。古木になると果柄痕中程度になるがベリーは裂果する。裂果の程度を減らすため朝に収穫する。春の新梢の展開はとても良い。Leaf spot抵抗性は平均的だが根腐れに弱い。Stem blight抵抗性は普通。自己受粉しない。受粉樹にスター、サンタフェ、オニールが良い。スターの受粉樹としても良い。植える前にあなたの販売組織で(ウィンザーが売れるかどうか)チェックしよう。フロリダ2000年リリース。
パルメット(PVP U.S.Pat.) Palmetto 樹勢強い, 半開張~直立 豊産性 小粒-中粒 1.2g-1.4g 悪天候でも風味が落ちない。風味優れる。堅さよい。ベリー評価8.5。甘味酸味やや多い。香気有。種子中。果粉中。脱粒中。収穫期間短い。裂果少。硬さ風味素晴らしく色は普通(ジョージア)。 6月中旬~7月上旬 350-400 or 400-450 U-Geogia and US ARS。オーシャン貿易が契約販売。USPP16756, 2004年申請2006年登録(有効期限2024年)。US-158*TH-157, ジョージア大学。家庭栽培に商業栽培に適する。日本では2007年登録の有効期限は2037年。登録番号15016。樹勢良く熟期が集中する。スターより8日早く熟す。75%以上が最初の2週間で熟す。樹冠狭い。開花時期スターに似るため霜から守られるだろう。冬季マイルドで展葉は遅くなるがDormex(芽の休眠を打破する農薬)を使えばおそらく恩恵を得られるだろう。自己受粉する。似たような低温要求時間の他のサザンハイブッシュを受粉樹に植える(スターやオニールがおすすめ)。パルメットは限定的な栽培が推奨される(主力としておすすめではない)。2004年ジョージアでリリース。D. Scott NeSmith作出。D. Scott NeSmith博士が作出。ホームガーデンに適する。
ブルーリッジ Blueridge 強い/直立 多い 大粒(日本のカタログ)大-特大(ジョージア) すぐれる(日本のカタログ)。硬さ素晴らしい(ジョージア)。 湿 6月下旬 500-600 1987年ノースカロライナでリリース。パトリオット x US-74。生産性ある。stem cankerに敏感だがsteml blightに耐性がある。果柄痕が湿っているので手摘みに限る。R
カートレット(U.S.Pat.) Cartret 旺盛/直立 多い 小~中粒 良い。堅さ良い。果実直径1.8cmで扁平。リベイルよりわずかに果実大きい。味評価73(ダンカンの多重範囲検定の平均)。 良い 6月下旬 500-700 USPP19903, 2005年申請2009年登録(有効期限2026年)。Bounty x NC-2426。ノースカロライナ州のジャクソンスプリングスで育種。リベイル(Reveille)をフォローする収穫期。高い収穫率。品質と色は非常によい。生鮮市場に出荷可能。収穫量はリベイルの1.5~2倍でパムリコより格段に多い(豊産性)。
マグノリア Magnolia 中/開張 多い 中粒-大粒 風味良い。硬さ色良い。 6月下旬 500 生産性あり樹勢活発。パイン(松)のバークマルチおよびvirgin flatwoodsの土壌で生育良い。花芽が寒さに当たると生産が落ちる。北部高地(upper)のジョージアおよび中南部ジョージアでは限定的な栽培の範囲で推奨される。1995年、USDAのPoplarville, MSリリース。R
レノア Lenoir 中粒1.1g-1.5g 硬さ非常によい。香りが素晴らしく甘い。 6下旬~7月上旬 600-800 ノースカロライナ大学で2003年リリース。NC-1406 x ペンダー。クレイベンと両親が同じ。病気への抵抗性がとてもある。生産性とても高い。中生。色も良い。糖度高い(参考)。
カメリア(U.S.Pat.) Camellia TH621 開張性 樹勢強 大粒2.5g(1.8g-2.0g) 硬さ非常によい。香りが素晴らしく甘い。果柄痕乾。 - 450-500 MS122xMS6。ジョージア大学のD. Scot NeSmithとUSA-ARSのArlen Draperにより2005年発表。1996年にT-621として選抜。アメリカでの特許番号はUSPP18151P3で有効期限は2025年。果実サイズ1.8gから2.0グラム(参考2の文献には平均1.5g-1.8gともあるが、ラビットアイの中ではオザークブルー同様大粒である)。スターの2、3日後、オニールより先に熟す。スーパーマーケットでの販売に適する。いくぶん自己受粉するが南部ハイブッシュが受粉に適する。(ref)土壌適応広い。(参考2)。
ロブソン(U.S.Pat.) Robson 適応良い 中粒, 1.5cm たいへん良い。堅さはプレミアと同等の中。 良い, 短い(特許) 6月下旬 400-600 USPP19756, 2005年申請2009年登録(有効期限2027年)。大関ナーセリーが契約販売。US 226(4倍体)*プレミア(6倍体)の交配。地元の直売所での販売に向く。非常に良い果実品質と色。土壌適応高く樹勢は活発。5倍体。疫病菌の根腐れに高い抵抗性。プレミアより早く熟す。品質プレミアと良い時のティフブルーに等しいがコロンブスと等しくない。カタログでは貯蔵良いとあるが特許では貯蔵期間は短いと記述。茎枯病に抵抗性あるかもしれない。日持ちせず摂氏21度での保存性は悪く要冷蔵のため、摘み取り・冷蔵・冷凍販売向きか。
クレイベン Craven 弱い 直立 多い 小粒~中粒 良い(日本のカタログ)。色、硬さ、風味とても良い(ジョージア)。 良い 6月下旬 600-700 NC-1406 x ペンダー。果柄痕とても良い。樹勢ジョージアのグリフィンでプアー。2003年ノースカロライナにてリリース。
サミット Summit 中/半直立 大粒 良い(カタログ)。色と風味エクセレントで堅さすぐれる(1999年の論文※s-1を参考)。素晴らしい色と風味で硬さ良い(ジョージア)。G-144xFlorida4-76でアーレンとオザークブルーと同じ両親。 良い 6月下旬 800 G-144*FL4-76, アーカンサス, USDA1998。R
サウスムーン Southmoon 適応低い/直立 多い 大粒, 2.3g すばらしい。堅さ非常にしっかりしている。甘く酸味微量(ここまでが大関カタログ)。硬さ良い。 良い, 小・乾 6月下旬~7月上旬 300-400 USPP9834, 1995年発表。大関ナーセリー。1997年フロリダにてリリース。FL80-46の花粉による, フロリダ大学。疫病に対する抵抗性をもつ。生産性高い。根茎から新しい芽が出る傾向は平均以下で、毎年夏に収穫後の剪定を必要とする。受粉樹にオニールやスターが相互受粉に提案される。ナーセリーでは樹勢活発っだが南部ジョージアのいくつかの農場ではたいへんプアーなので推奨していない。
サザンベル(U.S.Pat.) Southern Bell 樹勢強/開張性 豊産性 中~大粒-特大 貯蔵輸送非常に優れる。硬さ素晴らしい。色は普通。風味も普通に良い。 乾 素晴らしい 6月下旬~7月上旬 400-500 U-Florida, 2002年リリース。USPP13931P2(有効期限2022年)。オーシャン貿易が契約販売(品種登録出願番号 第23386号)。開花遅くいくぶん凍害を避けられる。しかしながら生産を安定させるにはoverhead灌漑システム(凍害防止のため上から水を散布する装置)が推奨される。樹勢中庸で直立と開張の中間(ジョージアでは)。茎の発生多く側面から結果枝を出し密集形の幅広の茂みである。花芽多く収量とても良い、木が健康ならば。春の新梢の発生は普通でよくするためにDormex(という殺菌剤)を要する。サザンベルはとてもPhytophtoraの根腐れ病に弱い。特に排水を良くして限定的な栽培が推奨される(主力としてはおすすめではないという意味)。多湿の時期には治療(殺菌剤)が必要。2002年フロリダリリース。
サンタフェ Santa Fe 強い/直立 中粒~大粒 風味エクセレント(カタログ)。(1999年の論文ではグッド)色は普通~暗青色で風味は良い(ジョージア)。 小・乾 6月下旬~7月上旬 300-400 ,U-Florida, 1998年発表。オーシャン貿易が契約販売。エイボンブルーの実生, フロリダ大学。低温要求時間350時間。果柄痕および硬さ素晴らしい(exellent)。樹勢は活発で直立。春の展葉は大抵良い。しかしシャープブルーやスターほどではない。凍害防止の頭上灌漑で良いポテンシャルを発揮する。サンタフェは限定的な栽培(limited trial)が推奨される。しかしながら、この品種は緑枝の挿し木が難しい。なぜなら緑枝を切ると落葉する傾向にあるからだ。ベストな増殖方法は非常に柔らかい新梢を切って挿し木することだ。サンタフェはスターまたはオニールとの相互受粉が良い。1999年フロリダにてリリース。
デキシー Dixi 強い/半直立(カタログより。アメリカでは開張性。) 多い 中粒~大粒(アメリカでは特大。) 堅く風味良い 良い 大 6月下旬~7月上旬 500 1936年。[ジャージー×Pioneer]×スタンレー。生産性あり。非常に高品質。容易にCrackする。ジャージーの後に熟す。類似の別品種にデキシーブルーがある。R
ガップトン Gupton 中/直立 多い 中粒~大粒 堅く風味良い 良い 6月下旬~7月上旬 500 USDA-ARS, 2005年。1980年代にMS-122xM-S6の交配により誕生。1991年にMS-548として選抜・試験。クライマックスの10日前に熟す(参考)。R
ビューフォート(U.S.Pat.) Beaufort 旺盛/直立 多い 中粒, 1.6cm, 1.16g~1.22g 色堅さ果実品質非常に良い。味評価79A(ダンカンの多重範囲検定平均)。 良い 6月下旬~7月上旬 700-800 USPP19764, 2005年リリース。有効期限は2027年。ペンダー x NC-1406。ノースカロライナ州にて育種。一貫した高い収率。生鮮果実として出荷可能。
アーレン Arlen 中/直立 中粒~大粒 良い 良い 6月下旬~7月上旬 1997年North Carolina State University Agriculture Reaserch Station in Raleigh, NC. G-144xFlorida4-76でオザークブルーと同じ両親。茎枯病に抵抗性。R
サンシャインブルー Sunshine Blue 強い/直立 中粒 6月下旬~7月上旬 150 1986年。R
オザ-クブルー Ozarkblue 中/半直立 安定して多い 大粒, 1.3-1.8g, 1.26-1.58cm すばらしい。酸度1.13g/100g。色、硬さ風味高い。 良い 6月下旬~7月上旬 800-1000 USPP10035, 1996年。特許は2019年8月15日で終了。USDA-G-144*FL-selection-4-76でアーレンとサミットと同じ両親。ブルークロップより9日遅くブルークロップより品質優れる。生鮮果実をジャム・ジュースに適する。10本から購入可能。低温要求時間がとても長いのでジョージア州の平地での栽培に適しません。開花ティフブルーの数日後、ブルークロップの前。クライマックスの7日前に熟す。結果過多になるため枝が柳のように垂れる。ジョージアでは生存に問題があるため非常に限られた試みの範囲内で推奨されると結論した。1996年アーカンサスにてリリース。果実重平均は1.6g-1.9gであり大きい部類であり生産性もそこそこ良くティフブルー並(参考)。
ブルークリスプ Blue Crisp 樹勢強い, 半開張 中粒-大粒 カリッパリッ輸送貯蔵優れ裂果なし(日本のカタログ)。果実ライトブルー。非常に硬い。 6月下旬~7月下旬 400-600 U-Florida。オーシャン貿易。V. corymbosum and V. darrowiの交配種, フロリダ大学。果柄痕乾いているが中程度に深く収穫時に皮がいくらか裂ける。程よく樹勢活発でより開張性。何年かこの品種の収穫力を削減している間、花芽に失敗することがある(※直訳するとこうなりましたが、意味がわかりませんでした)。南部ジョージアではシュートが枝先から根本に向かって枯れたこともある。しかしこれらは深刻な問題ではない。果房の問題が出た年もいくらかある。受粉樹にオニールかスターがおすすめ。1997年フロリダにてリリース。
カミール(PVP) Camille 樹勢強, 直立性 大粒 味サイズ優れ選果効率よい 6月下旬~7月下旬 400-500 U-Geogia。オーシャン貿易(品種登録番号 第16972号)。
サンプソン Sampson 直立~半直立 大粒-特大 堅さ風味色良い。 エクセレント 700-800 1998年, NCSU(ノースカロライナ)。ブルーチップ*NC1524。R
ヒトミ Hitomi R
ガルフコースト Gulfcoast 活発/半直立 小粒-中粒 風味良い。色良い。硬さ普通。 200-300 USDA, 1987年。G180[(アイバンホー×アーリーブルー)×コリンズ]×US75(V.darrowi clone Fla.4B×ブルークロップ)の交配。適度に生産性あり。樹勢適度に活発で直立、ほとんどの土壌でプアーな根の発達。結局、生産性は低い-中くらい。Gainesvilleによるstem canker感受性あり。stem blightとstem cankerに敏感。早く開花するラビットアイが相互受粉に適する。1986年ジョージアにてリリース。パテントですがアメリカでは特許切れなのでおそらく増殖可能。シャープブルーとミスティーが受粉樹に使われる。収穫時にステムが果実に接触する(ので機械収穫には向かないと思われる)。他の品種よりパフォーマンスが良い。摘み取りと家庭菜園に適する。ガルフコーストはI-4で広く栽培されている品種のひとつ。R
パムリコ Pamlico 活発/半直立 小粒~中粒, 1.16g 味評価73点(特許のダンカンの多重範囲検定平均)。非常に良い色、硬さ、風味。 良い 600-800 NCSU,2003年。生鮮市場に出荷可能。樹勢適度に活発で直立。似たような開花期のサザンハイブッシュを植えて相互受粉する。2003年ノースカロライナにてリリース。Botryosphaeria菌による茎枯れ病に抵抗性(参考)。
ブルークリスプ Bluecrisp 活発/半直立/疫病抵抗性 大粒, 2.2g, 1.62cm風味良い。非常に高い堅さ。 フロリダで4/20-5/15 USPP11033, 1997年(有効期限は2019年8月15日)。交配親は不明。フロリダのゲインズビルで育種。根腐れや茎枯病の抵抗性は中。4年目で4ポンドの生産性。
ダップリン Duplin 樹勢強/半直立
大粒 風味良い 良い 1998年。290-1 x G-156。ノースカロライナ州。ボトリオス抵抗性。R

引用元

  • 大関ナーセリー
  • オーシャン貿易
  • Mountenblue Farm (Australia)
  • Blueberry Cultivars for Georgia : http://www.smallfruits.org/assets/documents/crops/blueberries/06bbcvproc_Nov0206.pdf
  • アメリカの特許情報、アメリカの大学の論文を参考にしています。なるべくリリース年を記すようにしました。尚、個人が発する情報は一切参考にしていません。

関連リンク

ブルーベリーのサザンハイブッシュ品種についての個人的な評価

  • サウザンスプレンダー・・・ソムリエのような味覚評価をすると旧品種と比べて高級感のある風味でしたが、何も考えずに口に放り込む人にとっては違いがわからないレベル。名前を伏せると安物の蕎麦とそば粉の率が高い蕎麦の見分けが付かないような感じ。
  • ミスティ・・・初めてミスティを食べたときは独特の芳香と風味に慣れにくかった。一度慣れてしまうとおいしい。冬季に早期開花の傾向あり。
  • ミレニアとエメラルド・・・文献を見た限りでは他品種と比べて耐病性があるように思いました。

ブルーベリーのサザンハイブッシュの品種についての追記と引用文献

  • サファイア・・・フロリダのOcala Northスター、ミレニア、ジュエル、エメラルドと置き換えられてきた。
  • ミスティ・・・花が非常につきすぎる特徴がある。
  • ビロキシー・・・第一印象がスターと似ている。
  • Register of New Fruit and Nut Varieties List 39, 1999から一部引用しました。引用個所は1999年の論文と書いています。カタログにない古い品種の来歴の情報を参考にしました。このジャーナルは定期的に発表されています。
  • Register of New Fruit and Nut Varieties List 42 - 2004
  • Register of New Fruit and Nut Cultivars List 43 - 2006
  • Register of New Fruit and Nut Cultivars List 44 - 2008 引用はしていませんが、見たところ評価はカタログや特許情報とほぼ同じ内容でした。ビューフォート、カートレット、ニューハノーバー、ロブソンについて書かれています。
  • Register of New Fruit and Nut Cultivars List 45 - 2010
  • Register of New Fruit and Nut Cultivars List 46 - 2012
  • Register of New Fruit and Nut Cultivars List 47 - 2014
  • Blueberry Varieties for Florida
  • ※S-1 http://hortsci.ashspublications.org/content/34/2/181.full.pdf
  • ※S-2 http://www.smallfruits.org/coagenttraining/insecttraining2011/07harmon.pdf
  • ※S-3 http://hortsci.ashspublications.org/content/37/2/386.full.pdf

ブルーベリーラビットアイ品種の特徴一覧表

Blueberry Rabbit Eye Varietyies。ブルーベリーラビットアイの品種の特徴一覧表です。ブルーベリーのラビットアイは比較的温暖な地域でも栽培可能で収穫時期が遅いことが特徴で加工向きの品種が多いです。ハイブッシュと合わせて栽培されることをおすすめします。栽培容易で入門用のブルーベリーとしても適しています。ラビットアイの原種はアメリカのジョージア南部とフロリダ北部、アラバマ南東部に分布しています。(ジョージア州での)ラビットアイの最初の交配は1940年代にDr. Tom BrightwellがUSDAの連携にてジョージア州のTiftonで行われました(Blueberry Cultivars for Georgiaから引用しました)。

ラビットアイは日本の暖地(耐寒性Zone9)や中間地~山間部(Zone8)での栽培に適しています。

ブルーベリーラビットアイ品種の特徴一覧
ブルーベリーラビットアイの品種の特徴一覧です。風味や樹勢の特徴について東西のカタログを一目で比較しやすいようにひとまとめに紹介しています。カタログにない具体的な味覚などの情報は特許情報から抜粋しています。風味と堅さは1~10スケールという規格で表していますが発表機関によって数値0.7ほど差異があります。スケールからはアラパハ、バーノン、プレミアの風味がすぐれているようです。
ほとんどの
ブルーベリー ラビットアイの品種の特徴一覧表
列の構成 1列目がブルーベリーラビットアイ品種の名前です。2列目が英語名。3列目が木の勢いの特徴。4列目が収穫量の大小。5列目が一粒の果実の大きさ。6列目が風味。7列目がかへいこんの特徴と日持ちの特徴。8列目が収穫時期の目安。9列目が冬の低温の要求時間。10列目がパテント情報と品種の交配親とコメントです。
日本名Ja. Name 英語名En. Name 樹勢Vigours 収穫量Crop yields 粒Fruit size 風味Flavor 果柄痕・日持ちKeep fresh 熟期目安Harvest Season 低温要求時間Chill hours 交配親/comment
セイボリー(U.S.Pat.) Savory 中強, 半開張 中粒~大粒, 1.68cm, 2g 糖酸調和,種子ザラザラ感ない, 環境適応, ライトブルー。硬さ風味良い。 小・乾 7月上旬~7月下旬 300-400 U-Florida。オーシャン貿易が契約販売。クライマックスと同時に開花。クライマックスより先に熟す。果柄根良好。硬さも風味も良い。Gleosporium leaf spot(葉に黒点が出る病)とpowdery mildew(うどんこ病)に敏感で他のほとんどのラビットアイよりも感受性高いので殺菌剤でコントロールする。着果過多防止に冬季剪定を要する。gall midgeという害虫に敏感なので春の成長期に殺虫剤を適用する。受粉樹にクライマックス、ベッキーブルー、ボニータとアラパハが適する。(根域のことか?)限定した栽培が推奨されます。USPP15109, 2003年-2023年。交配親は不明。フロリダ大学
フロリダローズ(PVP U.S.Pat.) Florida Rose 中, 半開張 中粒, 1.3g, 1.24cm ピンク色, 酸味ほとんどなし, 種子ザラザラ感なし。糖度少、酸味多い。果肉やや軟らかい。裂果中。収穫期間長い。 中・中 7月上旬~8月上旬 300 オーシャン貿易販売。 USPP14485 P2, 2002年-2023年。FL94-88*FL94-81, フロリダ大学。ピンクレモネードより早い収穫期。日本での登録番号は24217。登録年は2015年で有効期限は2045年。R
タイタンT-959(U.S.Pat.) Titan, T959 たいへん良い たいへん多い 大粒~特大粒 たいへん堅い, 8.3±0.3。風味ブライトウェルより僅かに良い。7.0~7.2±0.2。裂果多。糖度酸度中。果粉強。 裂果あり 7月上旬~8月上旬 500-550 USPP24135, 2011年-2031年。T-460*FL 80-11, ジョージア大学。雨で裂果。大関ナーセリーが契約販売。日本での登録番号は26119。登録年は2017年で有効期限は2047年。収穫期間は中。タイタンの詳しい説明(筆者翻訳)はこちらです。
クレイワーT-1101(U.S.Pat.) Krewer エクセレント/半直立 多い 大~特大粒 種子ざらつき無く甘い。硬さタイタンよりやや軟らかい7.4±0.1。 7月上旬~8月上旬 400-450 USPP28623P3, 2015年-2036年。T-460*FL 80-11, ジョージア大学が2015年にリリース2017年登録。ネスミス博士が1980年代中盤から勤め始めて2013年に退官したブルーベリーのパイオニアDr. Gerard Krewerに敬意をあらわして命名しました。Dr. Scott NeSmithはKrewer博士の傍で20年以上勤めていました。タイタンとほぼ同等サイズでしばしば3gになる。大関ナーセリーが契約販売。コンパニオン品種としてタイタンをすすめている。商用、摘み取り園、ホームガーデンに適する。自己受粉する。耐寒性ゾーン7aから9a。高さ幅4-5フィート。PH4.5-5.5。収穫量はアラパハ、ブライトウェルに匹敵する豊産性で樹勢強いが果柄痕の評価は7.0pointでオクラッカニーやブライトウェルやタイタン、アラパハより少し劣り、50%熟す時期はブライトウェルより17日早く、アラパハとタイタンより4日早い。(いずれの評価もジョージアの場合。)
アラパハ(U.S.Pat.) Alapaha 強い 直立 安定して多い 中粒~大粒 甘くざらざら感なし, 堅さ7.0±0.2。風味7.8~7.9±0.1。 小・乾 7月上旬~8月上旬 450-500 T-65*ブライトウェル, ジョージア大学2001年。特許の登録期限は2023年。D. Scott NeSmith博士が作出。USPP16266, 2002。活発で直立でクラン部が狭い。クライマックスの7-10日後に開花。毎年の収量高い。中粒。硬さ色食味良い。貯蔵寿命良い。熟期クライマックスと同じ。クライマックスの代替として推奨される。オースチンやプレミアと開花同じで受粉樹に適する。果実サイズ思ったより小さいそうだ。雨によるひび割れに抵抗ある。
モンゴメリー Montgomery 中-活発 半直立 安定して多い 中粒~大粒 良い。アロマティック。堅さは中。 良い 7月上旬~8月上旬 550 1997年、ノースカロライナ州。NC763*プレミア。ティフブルーより大きくプレミアより小さい。クラッキングとステミング(おそらく茎のひび割れやStem Cankerかと思うも翻訳不能)、裂果に抵抗性。土壌適応ティフブルーと同等。プレミアと同時期に開花。プレミアの後に熟す。プレミアより生産性良い。受粉樹はアラパハ、ブライトウェル、プレミア、オースチンが適する。天候が良ければ機械収穫に適する。カタログに樹勢中とあるが、アメリカでは樹勢活発。 very limited trialを推奨する(翻訳できませんでした)。
プレミア Premier 活発 直立 中-大粒 堅さスケール値7.5(NZL)。堅さ6.9±0.2(ジョージア大)。風味7.8±0.2。色風味良い。 7月上旬~8月上旬 550 何年かは機械収穫に適する。摘み取りにも適する。頻繁に収穫すると柔らかくなり生果に出荷しづらい。果房ゆるく手摘みが素晴らしい。茎柔らかく支柱といくらかの剪定を要する。アザミウマの侵入で開花早く変形花になることも。殺虫剤夜に散布する。着果思ったより少なくなることがある。クライマックスと同じか先に熟す。花芽と新梢の先端がうどんこ病に敏感。受粉樹にアラパハ、オースチン、ブライトウェルが適する。1978年、ノースカロライナ州。
クライマックス Climax 直立 開張 小-中粒, 1.4g~1.56g 風味良い 硬さ素晴らしい 7月上旬~8月上旬 450-500 1974年。ジョージア州。受粉樹に適する。最初の二週間で80%収穫できる。開花早く凍害を受けると貧産なので生産者が減少している。機械収穫に適する。地上部から新しい茎が出にくいので切りすぎに注意する。受粉樹にオースチンとプレミアが適する。新梢の先端がうどんこ病に弱い。R
ブライトウェル Brightwell 旺盛 直立 多い 中粒 良好。堅さ7.7±0.2。風味7.0±0.2。 小・乾 7月上旬~8月上旬 350-400, 時に500-550 ブルーベリーを比較する際の基準となる品種。凍害を受けた年でも信頼できる生産性。収穫期間35日。機械収穫に適する。凍害を受けた年のベリーは赤味がかることもあるので機械選別では色の問題を省く。剪定を怠ると着果過多になりプアーになる。Septoria と Gleosporium leaf spotsに感受性あるので殺菌剤を散布する。多湿で裂果する。部分的に自己受粉する。受粉樹にアラパハ、オースチン、 パウダーブルー、プレミアが適する。1983年リリース。R
オースチン Austin 強い 多い 中粒~大粒 良い・種子感じる 良い 7月上旬~8月上旬 450-500 1996年ジョージア大学が発表。適度に樹勢が良く直立性。熟期は早く、開花は遅めで霜を避けられる。生産性良く中粒から大粒の実がなる。R
ウッダード Woodard 短 開張 中粒~大粒 いくぶん軟らかい。完熟品質良いが熟れるまで酸っぱい。 湿 7月上旬~8月上旬 350-400 開花早く凍害を受けやすい。青果市場への出荷には軟らかく冷凍した時に皮が硬くなるので向かない。少々湿った土でも生き残る。もはやジョージア州では推奨されない。1960年リリース。ジョージア州。R
バーノン(PVP) Vernon 中-素晴らしい, 半開張 良い 大粒, 1.6cm-1.8cm, 1.8~2g 房つまらず大粒で収穫容易, 食味優れプレミアより堅い8.5。米スケールでは堅さ.7±0.3。風味7.7~8.0±0.2。 小・乾 7月上旬~8月中旬 500-550 U-Geogia, USPP18291, 2004年発表。T-23*T260, キャラウェイとブライトウェルを祖父母にもつ。ジョージア大学, 品質良~非常に優。受粉樹にアラパハが適する。収穫量良い。樹勢素晴らしい。クライマックスの7-10日後に開花。熟期はクライマックスとプレミアより速い。ジョージア州よりミシシッピ州で果実より肥大する。硬さ色風味素晴らしい(excellent)。日持ち良い。クライマックスとプレミアの代替品種として推奨される。開花期が同じアラパハやブライトウェルと一緒に植えることを推奨される。日本での登録番号は16969。登録年は2008年で有効期限は2038年。D.スコット・ネスミスが育成。ラビットアイの中でも大きさ風味、ともに優れる品種だが収穫量タイタンと同じくらいでオクラッカニーより劣りアラパハやブライトウェルより大きく劣る。オーシャン貿易の品種登録番号 第16969号。
ヤドキン Yadkin 中粒~大粒 香りよい。素晴らしい風味と香りと堅さ(1999年の論文※r-1を参考)。中-暗青色。硬さ平均的とも。アロマが良い。 良い, エクセレント。普通とも。 7月中旬~8月中旬 650-750 1997年。プレミア*センチュリオン, ノースカロライナ州立大学。ティフブルーより果実大きい。抵抗性はプレミアと同等。自家受粉率高い。機械収穫に適する。摘み取りにも一般的。なぜならほとんどの実が葉の上にありティフブルーより木の大きさ小さいからだ。着果過多はプアーな結果を招くので毎年花芽を調節する。受粉樹にブライトウェルとパウダーブルーがおすすめ。ノースカロライナで1977年リリース。R
コロンバス Columbus 強い 特大 非常に良くざらざら感がない 7月中旬~8月中旬 大関ナーセリーが契約販売で取り扱う品種。2002年リリース。
コロンブス Columbus 強い 特大 2g 素晴らしい色 とても良い品質 日持ちとても良いがいくぶん軟らかい。硬さスケールティフブルーより軟らかくプレミアと同等で風味スケールではプレミア、ティフブルーを僅かに上回る。気温摂氏21度での保存性はプレミアよりすぐれる。(ref)。 7月中旬~8月中旬 600-700 オーシャン貿易。※2016年コメリで入手(レア)。ティフブルーより先に熟す。果実プレミアと同様にいくぶん軟らかい。機械収穫に適さず。手摘みしたものは直売所や特別な市場に適する。他の品種より雨での裂果が少ない。アイラ、ティフブルー、パウダーブルーが受粉樹に適する。2002年ノースカロライナがリリース。生産性は収穫3年目でティフブルーを若干上回る。特許の有効期限はわからないが、もし2002年から有効なら終了は2019年頃ではないかと思われる。
ブライトブルー Brightblue 中 直立 開張 多い 大粒 種子感じる とても硬い 完熟果は風味良い 7月中旬~8月中旬 600 収穫期間25日。機械収穫に適する。何年かはステムに問題が生じると報告あり。房で実るので手摘みに良い。熟したベリーは樹上で保持されるので手での摘み取りに素晴らしい。適度に樹勢良い。最初の2、3年は成長遅い。ティフブルー、ブライトウェル、パウダーブルーが受粉樹に適する。1969年ジョージアリリース。R
ラヒ(R) Rahi 非常に強い, 直立 中~大粒 非常に高品質, 長期貯蔵 中・乾 7月下旬~8月上旬 650-700 NZL。1990年。プレミアOP (ティフブルー x ホームベル), Ruakura Research Centre, 4-6週間貯蔵可能, 大雨で裂果。PVR No.BLU007(1994-2017)。オーシャン貿易による商標登録品種 T4544297号
ホルトブルーメロディ(PVP) Holt Blue Melody(多分) 樹勢強, 直立性 中~大粒 甘味多い。酸味やや多い。香気無。種子中。悪天候でも安定。脱粒中。裂果少。 小・乾 7月下旬~9月上旬 NZL。オーシャン貿易による日本での登録番号は16973。登録年2008年、有効期限2038年。 ニュージーランドのNarandra Patelが育成。プレミアの交雑実生。
アイラ Ira 強い 中粒~大粒 堅く甘く風味よい。アロマティックな香り。堅さティフブルーと同等。 良い 7月中旬~8月中旬 700-800 1997年。Centurion x NC911, ノースカロライナ州立大学。土壌適応性広い。ティフブルーより果実大きい。ティフブルーの二日後に開花。ノースカロライナでは多くのラビットアイが凍害を受けた中で結実非常に良い。硬さ良い。機械収穫に適する。オーバークロップ(着果過多)になると70%のベリーにステムが付く。今や摘み取りに推奨されるだけである。受粉樹にパウダーブルー、ティフブルー、オクラッカニーが推奨される。
ホルトブルーハーモニー(PVP) Holt Blue Harmony(多分) 強い 大粒 悪天候でも安定, 裂果強い。甘味中。酸味多。香気有。脱粒易。 中・乾/日持ち中 8月上旬~8月下旬 。ニュージーランドオークランドのナランドラ・パテルが育成。 オーシャン貿易による日本での登録番号は15017。登録年2007年、有効期限2037年。プレミアの交雑実生。
パウダーブルー Powderblue 強い 直立 開張 多い 中粒 良い。とても明るい青色。平均的な硬さと風味。 小乾 8月上旬~9月上旬 450-500 or 550-650 1975年。ティフブルー*メンディトゥ, USDAアメリカ合衆国農務省。ティフブルーより多湿で裂果しにくい。機械収穫に適する。ティフブルーに見た目と品質と熟期と機械収穫の特性が似ている。ティフブルーより枝が垂れる。ティフブルーと相互受粉し同時に収穫可能。ティフブルーの圃場に受粉樹として植栽すると素晴らしい選択になる。受粉樹にアラパハ、ブライトウェル、ティフブルーとオクラッカニーが適する。ノースカロライナで1978年リリース。R
ティフブルー Tifblue 旺盛 直立 多い 中粒 風味硬さ良い。 普通 8月上旬~9月上旬 600-800 低温要求時間600-700時間(ジョージア州)。開花期普通。果実サイズ小-中粒。平均的な色味、果柄痕は平均的。硬さと風味良い。初回収穫は機械収穫可能。しかしながらほとんどの年において果実は遅く熟しすぎるので鮮度を失う。多湿の気象により裂果することもまた深刻な問題。裂果の問題のためにもはや商用生産には推奨されていない、もしパウダーブルーが入手可能ならば。樹勢直立で活発に育つ。茎の数は多く機械収穫のための剪定は重要である。2、3の枝が毎年枯れることは成熟した植物にとって一般的。その原因はわからないがstem blightによるものと考えられる。受粉樹にアラパハ、ブライトウェル、ブライトブルーそしてパウダーブルーが提案される。ジョージアにて1955年リリース。R
デライト Delite 適度に活発 直立 中粒-大粒 色、硬さ風味良い。 小乾 8月上旬~9月上旬 500 葉の病気の問題と結実の不一致があるためデライトはジョージアではもはや商用として推奨されていない。1969年ジョージアリリース。R
オクラッカニー(PVP U.S.Pat.) Ochlockonee 強い 安定して多い 大粒 良く種子のざらざら感がない(種子少)。香気有。甘味やや多。酸味少。肉質中。脱粒易。 8月上旬~9月上旬 600-650, 650-700 USPP17300, 2003年-2024年。大関ナーセリーが契約販売。ティフブルー*メンディトゥー, ジョージア大学。ティフブルーとパウダーブルーに似た風味。日本での登録番号は17160。登録年は2008年で有効期限は2038年。ティフブルーの5日から7日後に熟す。ティフブルーより果実大きく色や果柄痕、風味、硬さ良い。雨での裂果少なく(裂果の程度は)コロンブスとパウダーブルーに似る。樹勢活発で直立。機械収穫に適する。開花期ティフブルーと同じか2、3日後に開花する。花は凍害を受けやすい。受粉樹にパウダーブルーとブライトウェルがおすすめ。ジョージアで2002年リリース。
バルドウィン Baldwin 普通-強い 直立 安定して多い 中粒-大粒 甘く種子感じる。暗青色。硬さ風味良い。 小・乾 8月上旬~9月上旬 450-500 or 550-650 手摘みに適する。青果市場への出荷に適さず。なぜなら果実の色が暗すぎるから。受粉樹にブライトウェルとパウダーブルー、センチュリオンが適する。ジョージアにて1985年リリース。R
センチュリオン Centurion とても活発 やや直立 中粒 暗青色。風味良い。 普通 晩生 550-650 開花遅く幾度か自己受粉する。大雨で裂果する。suckering(サッカーの発生?)限定的。若木は自立困難で強風で倒れやすい。晩生なので手摘みにおすすめ。受粉樹にブライトウェルとオクラッカニー、パウダーブルーが推奨される。ノースカロライナで1978年リリース。
オンズロー Onslow 大粒 1.5g 良く種子のざらざら感がない 良い アロマティック 8月上旬~9月上旬 プレミアXセンチュリオン。2001年ノールカロライナ州立大学が発表。自己結実性若干あるがコロンバスかディソットの花粉でよく結実する。多湿による裂果抵抗性コロンバスと同等。USDA 耐寒性ゾーン 6a-9bで栽培可能。果柄痕および硬さ素晴らしい。受粉樹にティフブルーやパウダーブルーが適する。特許番号はOnslowの名では見当たらず不明だが確かに特許を取得したという記述がある。
ディソット DeSoto 中 セミドワーフ 多い 中粒-大粒 良い 硬さ良く風味エクセレント 8月上旬~9月上旬 600-650 2004年にUSDA-ARSが公開。T110xT107の交配により1970年代前半に作出、1976年に選抜、2004年公開。S.J.Stringer、J.M.Spiers、A.D.Draperらによる。ティフブルーの14日後に熟す。収穫期間は6週間。(ref
ブルーマル(R) Maru 樹勢強, 直立性 非常に多い 大粒 果実大きく房なり, 悪天候で甘味減る 中・乾 8月上旬~9月上旬 650-700 NZL。ニュージーランドでの登録番号は843番で有効期限は2017年で特許は失効した。オーシャン貿易による商標登録品種 T4544296号。Ruakura Research Centreにより1990年リリース。ティフブルー*ホームベル。PVR No.BLU005(1994-2017)。
オノ(PVP) Ono 開張性/樹勢強 大粒 甘味酸味中。香気有。種子少。軟。脱粒中。 中/日持ち中 8月~9月 ニュージーランドでの登録番号は1136番で、有効期限は2019年8月で終了している。日本での登録番号は11116。登録年は2003年で有効期限は2028年。育成者権の消滅日は2009年。ニュージーランドのナンドラ・パテル作出。
ウィトゥ(PVP) Whitu 開張性/樹勢中 甘味中酸味多。香気有。種子中。果粉多。 小/日持ち中 8月~9月 ニュージーランドでの登録番号は1137番で有効期限は2019年8月で終了している。日本での登録番号は11117。登録年2003年。有効期限2028年。育成者権の消滅日は2009年。プレミアの交雑実生。ニュージーランドのナランドラ・パテル作出。
東海大学ブルーパール(PVP) Blue Pearl 中間/樹勢強 - 中粒 甘味多酸味少。香気無。種子中。肉質軟。裂果多。脱粒中。果粉多。 中/日持ち中 - - 登録番号は13304。登録年2005年。有効期限2035年。育成権の消滅日2010年。クライマックスの交雑実生。収穫期間は中。
東海大学レッドパール(PVP) Red Pearl 開張性/樹勢大 - かなり小粒 甘味多酸味少。香気無。種子かなり多。肉質中。裂果多。脱粒難。果粉少。 中/日持ち不良 - - 登録番号は13304。登録年2005年。有効期限2035年。育成権の消滅日2015年。エッセルの交雑実生。収穫期間は中。
東海大学オレンジパール Orange Pearl 開張性/樹勢中 - 中粒 甘味多酸味中。香気無。種子多。肉質軟。裂果多。脱粒中。 小/日持ち不良 - - 登録番号は13304。登録年2011年。有効期限2041年。育成権の消滅日2011年。サザランドの交雑実生。収穫期間は中。
セイボリー(PVP U.S.Pat.) Savory 中-やや大 糖度かなり少。酸度かなり多。裂果少。果肉硬。果粉強。風味良い やや小・乾/日持ち中 8月~9月 300-400 USPP15109。フロリダ2003年の品種。日本での登録番号は24276。登録年2009年。有効期限2039年。収穫期間極短(7~10日)。クライマックスと同時に開花。クライマックスの3-7日前に熟す。Gleosporium leaf spotとpowdery mildew(白い粉カビ)に敏感。冬季剪定で成りすぎを予防する。受粉樹はクライマックス、ベッキーブルー、ボニータ、オースチン、アラパハが適する。※r-2
ベッキーブルー Beckyblue 樹勢適度に活発 風味 色 硬さ良い 小乾 300-400 1978年フロリダ。開花早く凍害を受けやすい。受粉樹Windyまたはクライマックスが良い。機械収穫に適する。※r-2R
ボニータ Bonita やや開張性 樹勢中 大粒 硬さよい 350-400 1985年、フロリダ州。開花非常に早いので凍害のおそれあり。クライマックスの次に熟す。機械収穫に適する。排水よくする。受粉樹はクライマックスかベッキーブルーが適す。自然土でroot rotに敏感。R
ボニタブルー(R) Bonita やや開張性 樹勢中 大粒 硬さよい 350-400 日本緑産が販売。
ブルージェム Bluegem 活発 開張 中粒 非常に硬い 小乾 300-400 開花早いので凍害に気を付ける。熟期クライマックスと同じ。機械収穫に適する。多湿に敏感。水はけ良くする。ジョージア州ではもはや推奨されていない。1970年リリース。R
ブルーベル Bluebell 適度に活発 直立 多い 中-大粒 風味素晴らしい 450-500 凍害を受けると生産量低下する。凍害を受けなければ大粒で収量多い。収穫期に裂果する傾向があり熟した実は緑のベリーとともに凍らせて冷凍市場への出荷が望ましい。最初の2、3年は生育が遅い。受粉樹にオースチン、ブライトウェルが適する。1974年ジョージアリリース。R
アリスブルー Alice blue 活発 直立 硬さ中庸 小乾 300-400 1978年フロリダ。開花早く花は凍害を受けやすい。果実の色味サイズ良い。フロリダでは病気の問題があり日持ちせず。ベッキーブルーとの受粉相性悪い。受粉樹はクライマックスかWindyが良い。※r-2R
グロリアT142 Gloria ティフブルーxウッダード。ジョージア大学が1960年代発表。(refR
ホームベル Home bell 550-650 1960年代にリリース。世話が容易とされる。受粉樹にティフブルーとパウダーブルーが適する。R
ガーデンブルー Garden Blue 小粒 *
スノーフレーク Snowflake 開張 中粒。 風味良い~素晴らしい。色良い。 400-450 入手困難。開花クライマックスとウッダードと同時期。手摘みに適するが軟らかすぎて輸送に適さず。摘み取り申し分ないが素晴らしいとはいえない。他のラビットアイよりたくさん基部から芽が出るので枝を更新しやすいが樹高を抑えるため通常より多く剪定を必要とする。Phytophthora root rotへの抵抗性弱いがstem blightへの抵抗性良い。排水良くしてroot rotを農薬でコントロールする。ジョージアでは実が軟らかすぎるためもう栽培されていない。受粉樹はブライトウェル、クライマックス、ブルーベルが適する。フロリダで1991年リリース。
ウィンディ Windy 適度に活発 直立 小粒 風味良い 300 アリスブルーとベッキーブルーと開花同じ。根腐れの問題があり排水良くする。受粉樹にアリスブルーとベッキーブルーが適する。フロリダにて1991年リリース。
チョーサー Caucer 活発 開張 中粒 350-400 機械収穫可能。手摘み用としてフロリダで1985年に発表された。
チョイス Choice 活発 やや直立 中粒 色良い。硬さ普通。風味良い。 普通 550 入手困難。ティフブルーと同時期に開花。機械収穫可能。受粉樹にブライトウェルとパウダーブルーが適する。フロリダで1985年リリース。
スワニー Swany 調べてみても、スワニーに関する記述は見当たりませんでした。
キャラウェイ Caraway 調べてみましたが、わかりませんでした。
マイヤーズ Meyers 調べてみましたが、わかりませんでした。R
エッセル Ethel ジョージア州ブルンズウィック近郊、w. M. Walkerによる。1944年紹介。南部向き。エッセルは野生種からの選抜種で他にClara、MyersとBlack Giantがありほとんどのラビットアイはこれらの選抜品種を祖先にもつ。
サウスランド Southland R
メンディトゥー Menditoo オクラッカニーとブライトウェル(1963年に交配された)の親。アメリカ農務省の北カリフォルニアにおけるラビットアイ交配プログラムで1958年にガーデンブルーとともにリリース。初期のラビットアイ交配プログラムの主要品種(ホームベル、ティフブルー、ガーデンブルー、メンディトゥー、キャラウェイ、コースタル)のひとつで1958年に名付けられた(ref)。生産量はホームベルと同等(Performance of Rabbiteye Blueberry Cultivars in South Alabama, 1989)。R
ブルーシャワー Blue Shower 検索してみましたが、ブルーシャワーに関する記述は見当たりませんでした。R
フェスティバルT172 Festival 検索してみましたが「ブルーベリー祭り」のページばかりでフェスティバルという品種にたどり着けませんでした。R
タカヘ(PVR) Takahe おいしい 300-400 別名Blue Dawn。ニュージーランドの特許品種(PVR)。登録番号1753。有効期限2023年。Tharfield Nursery Ltd in association with Plant & Food Researchにより1997年プロデュース(1998年からアメリカ、欧州、日本にロイヤリティー販売を開始)。
ノビリスT100 Nobilis 大粒 畔柳茂樹氏の解説によると、とにかく強健らしい。しかし筆者の語学力が乏しいせいか、アメリカの論文を探してもノビリスに関する文献が見つからない。筆者栽培中のノビリスの実はコロンブスと同等に大きい。R
フクベリー(PVP) Fuku berry 開張/樹勢強 やや大 香気あり。甘味酸味多。裂果性中。 日持ちかなり良 7月中旬~8月中旬 2008年登録。有効期限は2038年。登録番号19233。ウッダードの偶発実生。育成地(東京練馬区)で7月下旬に熟する。収穫期間が長い。当初は9月に収穫できる最晩生と福田氏が積極的に広告宣伝していたが、それを信じて苗木を購入した他の専門家達から違うとネット上で指摘された。しかし品種の登録情報には本来の熟期が示されているという謎品種。R
くにさと35号(PVP) Kunisato no.35 直立性/樹勢強 極小 果実軟。果極弱。裂果多。 宮崎大学。育成者は國武久登および佐藤真希子。2009年登録。有効期限は2039年。登録番号21636。育成権の消滅日2012年。葉を収穫しプロアントシアニジンを得るための専用品種。

引用元

  • 大関ナーセリー
  • オーシャン貿易
  • ※r-1 http://hortsci.ashspublications.org/content/34/2/181.full.pdf
  • ※r-2 http://www.smallfruits.org/assets/documents/crops/blueberries/06bbcvproc_Nov0206.pdf
  • Blueberry Cultivars for Georgia : http://www.smallfruits.org/assets/documents/crops/blueberries/06bbcvproc_Nov0206.pdf

関連リンク

ブルーベリーラビットアイの歴史

ブルーベリーのラビットアイの開発の歴史は1893年のフロリダに遡ります。M. A. Sappが、野生種からラビットアイの苗木を選抜しました。ラビットアイは商業的に成功してアラバマ、ジョージア、ルイジアナ、ミシシッピ、南北カロライナに広まり南部アメリカにおいて栽培面積は1400haにもなりました。1930年から1940年に多くのラビットアイの品種が野生種から選抜されました。G. M. DarrowはO. WoardとE. B. Morrowと共にラビットアイの育種プログラムを手掛け、Drapaer(人名)やBrightwell(人名)、Austinらに受け継がれました。(引用元書籍: Fruit Breeding Volume 2: Jules Janick, James N. Moore)

ハイブリッド ブルーベリーの品種の特徴一覧表

Hybrid Blueberry Varieties。ハイブリッド種の品種の特徴一覧表です。ピンクレモネードに代表されるようなノーザン、サザン、ラビットアイに分類されないブルーベリーの一覧です。ハイブリッドブルーベリーはその名の通り、それぞれの系統を交配されて作出された品種群です。東西のカタログより風味や木の高さ、耐寒性の特徴を一目で比較しやすいようにひとまとめにしました。

ハイブリッドブルーベリーの品種の特徴一覧表
日本名 Ja. Name 英語名 En. Name 樹勢 Vigours 収穫量 Crop yields 粒 Fruit-size 風味 Flavor 日持ち Keep fresh 熟期目安 Hervest season 低温要求時間 Cill hours 備考
オーゼキブルー, U Arkansas, 2005 Ozeki Blue, A-257(Ka-Bluey™)の親戚? 半直立 中粒~大粒 風味たいへん良い 果柄痕良い 6月上旬~下旬 *
ピンクレモネード, 2005 Pink Lemonade 直立 中粒 たいへん甘い, 実がしまる, ピンク 6月下旬~7月上旬 米国特許はありません。R
サマーサンセット, USPP23374, 2013-2031 Summer sunset, T-885 直立, オーナメンタル 中粒~大粒 果実がカラフル, 酸味 7月上旬~8月上旬 500-550 *
ちくし昴 Chikushi Subalu 樹勢中/斜上, オーナメンタル - 小粒 糖度多、酸味中。裂果少。果肉硬。果柄痕やや小。 成熟期早い - 2015年品種登録。登録番号24220。有効期限2045年。宮崎大学とP-DESTM株式会社が登録。國武久登が育成。交配親不明のため一旦ここに分類。
ちくしるり Chikushi Ruli 樹勢中/斜上, オーナメンタル - 小粒 糖度少、酸味中。裂果中。果肉軟。果粉弱。果柄痕中。 成熟期早い - 2015年品種登録。登録番号24222。有効期限2045年。育成権の消滅日2017年。P-DESTM株式会社が登録。吉岡克則 鹿毛哲郎 古賀尚樹 二又朋則が育成。交配親不明のため一旦ここに分類。
ちくあおい Chikushi Aoi 樹勢中/斜上, オーナメンタル - 小粒 糖度やや少、酸味やや少。裂果少。果肉中。果粉弱。果柄痕小。 成熟期早い - 2015年品種登録。登録番号24221。有効期限2045年。育成権の消滅日2017年。P-DESTM株式会社が登録。吉岡克則 鹿毛哲郎 古賀尚樹 二又朋則が育成。交配親不明のため一旦ここに分類。収穫期間は中。

ハーフハイブッシュ ブルーベリー品種の特徴一覧表

Half High Bush Blueberry。半樹高ブルーベリーです。耐寒性が高いことが特徴で北海道でも栽培可能です。オーナメンタルブルーベリー。装飾的なブルーベリーです。

ブルーベリー ハーフハイブッシュ(半樹高)の品種の特徴一覧表
日本名Ja 英語名Name 樹勢Vigours 収穫量Crop yields 粒Fruit-size 風味Flavor 日持ちKeep fresh 熟期目安Hervest season 耐寒性 / 低温要求時間Cill hours 備考
チッペワ Chippewa 直立 中-多 中粒~大粒 甘味がある 風味良い 硬さ中-硬 果柄痕小-中 中, 6月中旬~下旬 耐寒性非常に強い R
ポラリス Polaris 直立, 120cm 中粒 香り良 果柄痕小 早, 6月中旬~下旬 耐寒性強い R
トップハット Top Hat *
ノースランド North Land 低樹高 生産性非常に高 中粒 並(fair)ソフト。 果柄痕中 非常に耐寒性あり。 重い剪定を要する。shoestring抵抗性あり。マミーベリーに敏感。R
ノーススカイ North Sky 非常に低樹高 極小 ソフト。甘い。 果柄痕小-中 耐寒性非常に高い マミーベリーへの抵抗性あり。増殖容易。剪定量普通。
フレンドシップ Friendship 0.8m 0.6g 小-中粒 暗青色 甘くマイルド, 堅さはノースカントリーと同じ, 機械収穫には不適。 1990年。ノーススカイと同等の耐寒性。ウィスコンシン州で野生の自由受粉から生まれた。野生樹であるV.angustifoliumとV.corymbosumの交配と思われる。耐寒性ゾーン7aから3a。樹高24インチまたは60cmと低い。果実は非常に良い野生の風味がある。耐寒性非常にあるハーフハイブッシュ。Godronia stem cankerへの罹患性はmoderately。
ノースブルー North Blue 直立-半樹高 低-中 中粒 fair 酸っぱい。 果柄痕中 早-中 耐寒性非常に高い マミーベリーへの抵抗性あり。R
セントクラウド St. Cloud 直立 半樹高 中粒 風味素晴らしい(exellent) 硬さ中。 果柄痕中-大 耐寒性非常に高い 増殖困難
マウンテンブルー Moutain Blue 極早生。国華園。
美味早生 Bimi early 早生。国華園。
引用元:国華園

ワイルドブルーベリーの品種

原種のブルーベリー、野生種のブルーベリーです。Wild Blueberry。



最近の情報

アメリカの品種情報

アメリカの新品種
MNPink1 (Pink PopcornTM)
ハイブッシュとローブッシュのハイブリッド。1983年に交配され1987年に選抜されました。; USPP 25,792。2015年特許登録。中粒でクリームピンクからピンク色の果実。早生〜中生。直立性。ミネソタ大学。
Osorno(オソルノまたはオソーノ)
2002年にドレイパーとレガシーを交配し2006年に選抜、MSU 67としてテスト。高い生産性がある。果実大きく風味優れる。直立性で模範的な枝ぶり。自己結実性あり。2015年特許登録。USPP 26,031。ミシガン州立大学。低温要求時間は中程度。
Calypso(カリプソ)
高い生産性。(ノーザンの中では)中〜晩生。生果は大粒で風味が素晴らしい品質。果柄痕は小さく乾く。 熟期はレガシーと同時期。直立性。自己結実性あるが他品種の花粉ほどよくはない。USPP 25,995; 20 Oct. 2015。ミシガン州立大学。低温要求時間は長い。
ほかにはVampireやSensation(USPP 24,874)、Temptation(USPP 24,874, ドレイパーの子孫)、Victoria(USPP 25,994)など特大粒の品種がいろいろあります。Prelude(USPP 24,831)は特大粒なのに風味がエクセレントらしいです。C00-09(USPP 22,778)は1粒何と5gもあって常緑栽培用のオーストラリアの品種です。低温を要求しない品種がいくつか出ています。

ブルーベリー生産量(収穫量)ランキング

2017年の資料によると、次の通り。

  1. オクラッカニー
  2. コロンバス
  3. オザークブルー
  4. アラパハ
  5. ティフブルー
  6. レノア

関連リンク

更新履歴

  • 2019年8月16日:日本緑産の品種を追加。商標、特許について品種名上で(R)(PVP)などの記述をはじめる。
  • 2019年8月13日:エッセルの解説などを追加。
  • 2019年4月23日:レノア、生産量を追加。
  • 2018年5月7日:クレイワーとスイートクリスプを追加。
  • 2017年3月8日:リンダブルーとジュンを追加。
  • 2016年12月13日:以前作った各ページを1ページにまとめて公開しました。SSL完全対応。

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