【栗と胡桃・アーモンド・ヘーゼルナッツの品種一覧】

趣味栽培をきっかけに蒐集した胡桃アーモンド品種一覧です。果実重や収穫時期、特徴などについて調べました。

目次

栗の品種一覧

栗の実
栗の木は1種類では受粉せず、結実には異なる2品種が必要です。栗の中で甘い品種は東早生(裂果6%)と人丸(裂果10%)です。
森早生(もりわせ)
甘い。中果20g。収穫量は少なめ。早く収穫できる。8月下~9月中旬早生品種。R
ぽろすけ
8月下旬収穫。21g(中)。渋皮がポロリとむける。粉質で甘い。2018年国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が登録、2048年失効。筑波より早く熟す。しかし品種登録には「渋皮がむきやすい」とは一言も書いてない。R
玉造(たまつくり)
早生。ぽろたんより半月早い。R
ぽろたん
30g。渋皮がポロリとむける。果実は30g程度と大きく、果肉色は黄色で肉質は粉質、甘味と香気はともに多く、果実品質は優れている。加熱することで剥皮性を生ずる。指で剥皮するため、座にナイフ等で果肉に達する程度の十字の傷を入れ、電子レンジ(700w)で2分間、またはオーブントースター(180℃)で15分間により簡単に剥皮できる。樹姿はやや直立性で、樹勢は中程度である。結果母枝は太くやや長い。若木から良く結実する。展葉期は他の品種に比べてやや早い。2007年に国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が登録、2037年失効。R
極早生大丹波(ごくわせだいたんば)
特大果34~40g。甘さ中。8月下~9月中旬極早生品種。R
丹沢(たんざわ)
9月上旬、早生品種。 果実の大きさは20g程度、果肉は淡黄色でやや硬く、肉質は粉質で甘味、香気はやや少ないが早生として品質は良い。座は中程度で果実は赤褐色、双子果率がやや高い。樹はやや開張性で若木でもよく結実する。クリタマバチヘの抵抗性は中程度である。雌花の着生は中程度。立ち枯れ病に弱い。日本栗の主力品種で生産量は2位あたりです。R
出雲(いずも)
熟期丹沢と同じ。R
高見甘早生
やや粘質で甘く豊産性。25g。収穫期は9月中旬。国華園。
白栗(はくり)
渋皮がぽろっとむける。粉質。長野県において熟期は9月下~10月上旬。1983年品種登録、1999年終了。長野県の井上安義が登録。シナ(中国)栗の木の自然交配。実の大きさは中。利平に対し果皮と渋皮が薄く剥皮容易。木の大きさ、樹姿は中庸。枝梢の発生は粗。クリタマバチへの抵抗性は弱いと考えられる。R
美玖里(みくり)
ぽろたんの受粉に適した品種。9月下~10月上旬の中~晩生品種。1粒25~28g。 果実は28g程度で、外観が美しい。果肉は黄色で、肉質は粉質、甘味と香気はともに多く、果実品質は優れている。やや裂果が多い。樹勢は強く、樹姿は中程度である。 高木になりやすいので、整枝せん定等により樹高を抑制する。また、結実が良く、着果量が増えると小玉となるため、母枝本数を制限する。石鎚よりも香も食味もよくおすすめの新品種です。ぽろたんの受粉樹におすすめ。2011年国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が登録2041年失効。R
銀寄(ぎんよせ)
甘い。粘質。クリタマバチ抵抗性は強い。1粒重25g。9月下~10月上旬中生品種。 果実は20~25gでやや大果、果肉は淡黄色で甘味やや多く、品質は優良であるが、渋皮がかん入して加工歩留りが低い。肉質は粉質である。樹勢は強く、樹姿は開張性である。結果樹齢に達するのは遅いが、樹の寿命は長い。雌花の着生はやや少ない。高木になるので低樹高栽培には適さない。日本の栗の主要品種のひとつ、生産量3位くらいです。栗農家のおじいさんが銀寄が一番おいしいと2018年10月にNHKで言ってました。R
利平(りへい)
甘さ並。粘質。樹齢が上がると味がよくなる。1粒22g~25g。9月下~10月上旬中生品種。裂果が多い(10%)。高木になるので低樹高栽培には適さない。生産量国内4位。天津甘栗との交配種。R
丹波(たんば)
大実。甘い。1粒22g~26g。9月下~10月上旬中生種。1本でなりにくい。 果実は20~25gで銀寄よりやや小形、果肉は黄色で粉質甘味強く、香気あり、品質はよい。座は中で果色は赤褐色である。樹勢は強く、豊産性であり、樹姿はやや直立形である。枝梢の太さは中、発生密度は中位である。クリタマバチ抵抗性は中、雌花の着生は中程度。貯蔵にも向き、生理落果はやや多い。裂果率も高い(15%)。R
筑波(つくば)
中果20g。甘い。自家受粉性ややあり。銀寄と相性。9月下~10月上中生種。加齢にともない収量は減少する。低樹高栽培に適する。日本の主力品種で生産の3割を占める。裂果少なく甘み多く肉質中で香りは中です。立ち枯れ病に弱い。R
ジャンボ神鍋(じゃんぼかんなべ)
40g~50gの巨大栗。兵庫県において9月下旬に成熟。神鍋として記述すると1984年に兵庫県の小田垣政次郎が登録、1991年失効。「筑波」、「岸根」、「丹沢」、「伊吹」等の偶発実生とみられる。直立性で木は大きい。鬼皮は剥皮しやすく渋皮はやや剝皮しにくい。胴枯病とクリタマバチに強い。収穫期筑波と同じで銀寄より20日早い。R
紫峰(しほう)
大果23g。甘さ中。9月下旬中生品種。 果実は25g程度で大きく、果肉は淡色で、肉質は粉質、甘味及び香気は中で品質は優良である。樹勢は強く、若木での伸長は旺盛である。樹姿はやや開張性、枝梢は太く、発生は中である。雌花の着生は中で結果性は良い。クリタマバチ抵抗性は強く、実たんそ病の発生は少ない。農業・食品産業技術総合研究機構が1994年に登録、2012年失効。銀鈴と石鎚の交配実生。渋皮のむきやすさは難。筑波より豊産。R
オータムポロン
北海道で選抜された耐寒性ある品種。12g-13g。収穫期は9月下旬。1990年に北海道総合研究機構が登録、2010年失効。北海道で10月上旬に成熟する生食用品種。熟期は丹沢と同じ。生理落果の程度は中で、渋皮のむきやすさは中である。
倉方甘栗(くらかたあまぐり)
粉質で甘味強い。20g。渋皮むきやすい。9月下旬収穫。国華園。
とげなし栗
10月上旬~10月下旬。R
石鎚(いしづち)
R
根岸(ねぎし)
果実は30g程度で果色は褐色、座の大きさは中程度。肉質は粉質で品質は優良である。樹勢は強く、樹姿は直立形である。枝条は粗生し、やや太くて長く橙黄色を呈する。葉は大形で下垂する。クリタマバチの抵抗性は強い。耕土の深い所で良品を産する。貯蔵力が非常に強い。10月中下旬。
国見(くにみ)
イガは偏球形で大きく、離脱容易でイガ落ちすることが多い。果実はほぼ円形、1果重25~30gの大果、果皮色は褐色で光沢があり外観は美しい。果肉は淡黄色、肉質は伊吹より粘質で甘味もやや少ない。樹勢は中~やや弱く、あまり大木にならない。樹姿はやや開張性、枝の発生密度中程度。雌花の着生は中位で生理落果はやや少ない方である。結果性は中程度。クリタマバチの抵抗性は石鎚程度で伊吹より強い。丹沢より収穫期遅い。樹齢とともに樹勢が弱くなり小果となる傾向があるので肥沃な土地を選び樹勢維持に努める。味はよくないとの報告あり。果樹試験場により1983年に登録、2001年に失効。R
武蔵(むさし)
最大80gの巨大栗。甘くホクホク。収穫期は10月。国華園。
マンモスの秋
35g-40g。年によりひとつのいがに3-5個種子入る。樹勢やや強く豊産性。病害虫に強い。国華園。収穫期は10月上旬。
三度栗(さんどぐり)
夏から秋に何度でも実をつける栗。やや小粒。R
びっ栗太郎(びっくりたろう)TM
秋田県の小林氏が実生より発見。実が大きくおいしい。最大40g。熟期は10月上旬。イシドウのオリジナル。(※イシドウから引用)R
秋峰(しゅうほう)
茨城県にて10月上旬に成熟するやや晩生種。2004年に農業・食品産業技術総合研究機構が登録、2029年失効。筑波と所有系統の交配。開張性で、樹勢は中。粉質で甘い。渋皮のむきやすさは中。双子果は少ない。筑波と石鎚より実が小さい。R
しだれ栗
R
栗太郎(くりたろう)
R
引用元: くり特性表; http://www.nrs.pref.yamaguchi.lg.jp/hp_open/a173000/00000009/05kuri.pdf

胡桃の品種一覧

胡桃はやや冷涼な気候を好み、成長が早く大木になるので広い土地や、山間部が栽培に適しています。
鬼胡桃(おにぐるみ)
日本の胡桃。殻が鬼のように硬い。R
信濃(しなの)
殻が薄い胡桃。R
菓子胡桃(かしくるみ)
殻がむきやすい胡桃。R
美鶴(みつる)
清香
長野県小県郡の清水直江が、近在の偶発実生栽培樹の中から昭和 26年に選抜、33 年に命名した。樹姿はやや開張性で樹勢は中程度である。開花期は雄花が 5 月上・中旬、雌花が 5 月中・下旬で、雄花先熟型である。収穫期は 10 月上旬である。殻果は長楕円形で大きく、果実重は 14g 程度である。殻果の色は淡黄褐色、果面の縦溝は深く、紋様が顕著で、外観はやや劣る。殻皮の厚さは 1.4~1.5mm、破砕の難易は中程度である。果仁歩合は 49%前後で、品質はよい。雌雄花の開花期のずれが大きく、雌花先熟型の‘豊園’‘南安’等の受粉樹の混植が必要である。殻が剥きやすい。晩生。
南安
早期結実性で殻が剥きやすい。果仁のかく果に対する重量の割合は高い。
豊笑(ほうしょう)
早生。殻がむきやすい。殻が薄く歩留まり55%。殻果13g。
晩春
早生。殻が剥きやすい。果仁のかく果に対する重量の割合は中。長野県佐久市の池田静作が、米国の生糸貿易商人からもらって播種したと伝えられる実生樹の中から、小県郡東部町の清水直江が、発芽が遅く晩霜の被害が少ないものを発見し、‘晩春’と命名、昭和 33 年に名称登録した。殻果の形態からフランケット系信濃グルミの一系統と考えられている。樹姿はやや開張性で樹勢は中程度。開花期は雄花が 5 月上・中旬(長野県、以下同)、雌花が 5 月中・下旬で雄花先熟型である。収穫期は 10月上旬である。 殻果は‘フランケット’によく似た楕円形の大果で、果実重は 14g 程度である。殻果の色は淡褐色、果面の縦溝はやや深く、紋様は中程度で外観は美しい。殻皮の厚さは 1.8~2.0mm で破砕はやや困難である。果仁歩合は 43~45%で中程度、粗脂肪含量は約 68%である。 結実期に達するのが早く、豊産性である。雌雄両花の開花期が重ならないため、結実確保のためには受粉樹の混植が必要で、‘豊園’‘南安’がよい。
要鈴
早生。殻がむきやすい。(要鈴2号の場合は晩生)(1号か2号かわかりませんでしたが要鈴2号から引用しました。)長野県小県郡の竹内要人が、同氏所有の栽培樹の中から昭和 25 年に選抜、27 年に命名した。ブランケット系品種と考えられている。樹姿はやや直立性で樹勢はやや弱い。開花は雄花先熟型である。収穫期は 10 月上旬である。殻果は楕円形で大きい。殻果の色は淡褐色、果面の縦溝は浅く、紋様の程度は普通である。殻皮の厚さは 1.1mm 程度で薄く、破砕は容易な方である。果仁歩合は 55%前後で高い。
笑(わらう)
長野県小県郡の清水直江が、昭和 46 年に播種・育苗した在来のオニグルミ自然交雑実生の中から、51 年に天日乾燥により自然開殻する個体を選抜、60 年に品種登録した。樹姿は中間型で樹勢は中程度である。開花期は雄花が 5 月上・中旬、雌花が 5 月中・下旬で雄花先熟型である。1 花そうの雌花の数は 6~ 8 個と多い。収穫期は 9 月下旬である。殻果は褐色の楕円形、果実重は 10g前後で、果仁歩合は小さい。殻果は天日乾燥中に縫合線頂部から自然に裂開し、仁を完全な形で容易に取り出すことができる。開花は雄花先熱型なので、雌花先熱型のヒメグルミや‘豊園’‘南安’等の受粉樹の混植が望ましい。
錦秋(きんしゅう)
長野県小県郡の唐沢登一郎が、大正 14 年頃軽井沢に滞在した米国人宣教師から入手した種子 30 個を播種し、育成した実生樹の中から選抜、命名した。両親は不明であるが、フランケット系品種と推定されている。樹姿は開張性で樹勢は強い。開花は雄花先熟型で、雌花の開花は遅い。収穫期は 10 月上・中旬である。殻果はやや肩が張った卵形で、大きさは中、果実重は 11g 程度である。殻果の色は淡黄褐色、果面の縦溝は浅く平滑で、縫合線の隆起は低く、外観が美しい。殻皮の厚さは 1.5mm 程度で、破砕は容易である。果仁歩合は約 48%である。‘晩春’と同様に発芽と雌花の開花が遅く、晩霜の被害を受けることが少ないとされている。
信鈴(しんれい)
中生。町田博が、信州大学附属農場内に栽植されていた幾つかの欧米種と在来種の自然交雑実生の中から、殻皮の薄い優良系統として昭和 35 年選抜、39 年に名称登録した。フランケット系品種と考えられている。樹姿はやや直立性で樹勢は中程度である。開花期は雄花が 5 月上・中旬、雌花が 5 月中・下旬で、雄花先熟型である。収穫期は 10 月上旬である。殻果は卵形で大きさは中~大、果実重は 12~13g である。殻果の色は淡褐色、果面の縦溝は浅く、紋様は中程度である。殻皮の厚さは約 1mmと薄く、破砕は容易である。果仁歩合は 50%前後である。豊産性であるが、雌雄花の開花期のずれがやや大きく、‘豊園’‘南安’等の受粉樹の混植が必要である。
ピーカン(ペカン)
胡桃の近種。そこそこおいしい。R
その他
コンコ一ド(Concord米国品種、早生)、フランケット(Franquette、フランス品種)、ハートレイ(中生)(Hartley、カリフォルニア品種)みずほ、和光、諸もろ1号、銀鈴ぎんれい、学がく12号、マンモス、 金豊きんぽ う(晩生)、豊園ほうえん、大室おおむろ1 号、大室 2 号、清せ い玉ぎょく、要鈴 1 号、カラスグルミ、ペイン、ビナー、東晃など。

参考・引用元

  • http://www.jpwalnut.jp/museum/walnut/shinano.html
  • http://www.hinsyu.maff.go.jp/info/sinsakijun/kijun/1355.pdf
  • http://www.kudamono200.or.jp/JFF/hinsyu/tokusankajyu/tokupdf/kurumi2.pdf

アーモンドの品種一覧

アーモンドはカリフォルニアのような温暖な気候を好み太平洋岸の暖かな土地が栽培に適しています。

ダベイ
Davey。1952年カリフォルニア大学とUSDAによりリリース。生産性良い。塩害に抵抗性がある。R
アーモンド
いわゆるどこの園芸店にも流通している苗木。花がとても美しい。筆者も栽培していたが1本では受粉ができないのか、梅雨に入ると実が落果するので伐採。R

ヘーゼルナッツ

西洋ハシバミ。やたらカッコイイ名前の苗木が多い。世界にはさまざまな種類のヘーゼルナッツがあります。ヘーゼルナッツはヨーロッパ、アジア、北米アメリカに分布しています。
ヘーゼルナッツ
単にヘーゼルナッツとして売られている苗。ヘーゼルナッツの総称。R
ハレシェリーゼン
Hallesche Riesennuss。ドイツ原産。樹勢強く樹姿中間。実の形は中間。果実サイズ中。開花遅い。R
ノッティンガムフルーフェ
Nottingham。生産性は中。樹勢は中。直立性。ナッツの形は長く、小さい。イギリス原産。R
ルイスバーガー
Louis Berger。晩生。樹勢強い。樹姿は中間。ナッツの形は長く、大きい。ベルギー原産。別名バーガー。R
ロードゼラヌート
Ludolf's Zellernuss。樹勢中。樹姿中間。実の形は円形、サイズは大。生産性は中。ダニへの抵抗性。R
ウェブズプライズ
Webb's Priz。イギリス原産、原種のひとつである。栽培容易。生育早く結実も早い。FilbertではなくCobnutに分類される。実が黄色くなりはじめたら収穫する。受粉には異なる品種を要する。R
アレアルフォルサ
R
ジーンホール
R
ハレシェリーゼン
R
ツノハシバミ
日本に自生するハシバミのひとつ。西洋ハシバミの近縁種。日本の九州から北海道、朝鮮半島に生息します。日当たりのよい林に生えています。種子は食用とされます。R
参考: http://www.fao.org/docrep/003/x4484e/x4484e14.htm

クルミと栗の栽培についての感想

クルミと栗を実際に栽培してみて思ったことは、クルミを家庭用として実用的な量を収穫するには広大な土地が必要で、最低でも2品種が必要となり山林を所有していなければ栽培メリットはありません。栗は庭や畑でも栽培することが可能で最低2品種は必要ですが、胡桃と比べると手入れが簡単ですが、収量は天候・益虫・害虫次第となり収穫が不安定であるように思います。栗の収穫の喜びは、秋の訪れを感じさせ、動物として栗の実を手にする幸福を感じられることでしょう。
更新履歴
  • 2018年11月1日: レイアウト・構成、URLを変更・再調査。 ヘーゼルナッツを追加。
  • 2018年10月31日: ぽろすけを追加
  • 2016年 ページを公開

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