【レモンの苗の種類と品種一覧 Lemon Variety】

レモン苗木品種一覧です。

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レモンとライムの種類 品種一覧 Lemon varieties

国産の無農薬レモンを育てよう!
レモン汁を絞ってハチミツレモンにしたり、塩レモンを作ってみよう。
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リスボンレモン Lisbon Lemon

リスボンレモンの木
リスボンレモンの木(筆者撮影)
日本のスーパーマーケットによくある品種でレモンといえば、リスボンレモンがこれまでの主流でした。以前はアメリカのカリフォルニアなどで作られ日本に輸出していました。とりあえずレモン!を育ててみたかったコレ!2年目以上の苗がおすすめです!レモンティーに入れたりするのもこのレモン。おそらくは、平均気温16度よりも僅かに下回る地域なら育てられると思います。

でも実は「リスボンレモン」は品種名ではなく、リスボン系統のレモンの総称です。日本で一般に苗木として売られているリスボンレモンの品種はわかりません。おそらく知っている人もいるかもしれませんが「フロスト」はリスボンの一品種で1917年にアメリカのリバーサイドでH. B. Frostが古いリスボン(ポルトガルの原種といわれていますが定かではありません)の実生から選抜して1950年に発表し、広く普及して栽培されてきました。もしかしたらこのフロストの系統が日本でいう「リスボンレモン」の苗木かもしれません。このフロストという品種は樹勢が強く木も大きく直立性です。この直立の性質のせいで、天蓋が日傘となってしまい、日当たりを悪くしてしまいます。新しく芽吹いた葉と蕾は紫色です。フロストの果実は中くらいの楕円形でニップルが突き出ています。皮の表面はわずかにざらつきがあり、完熟時の色は黄色です。果肉は種子少なく、たいへん酸っぱいです。「フロスト」の多くは「リスボンレモン」という名前で呼ばれています。

果実の形は先すぼりの楕円形で、たいていの場合、片側に一条の溝があります。房は10室程度に別れています。果肉の色は薄い緑がかった黄色でジューシーで酸味がとても強いです。主な収穫時期はカリフォルニアにて冬から早春にかけてです。棘は多く密集しています。生産性があります。レモンの中でも強健で霜や風に対する抵抗性があります。木の形状はユーレカと見分けやすいです。リスボン系統のレモンはポルトガルのGallegoという品種にルーツを持っていると考えられます。

カリフォルニアではリスボンの栽培は縮小されユーレカが主力となっています。
大きな苗木からはじめられてもよいでしょう。私の栽培した経験では、苗木は大きいほうが寒さに強いです。

トゲなしリスボンレモン

リスボンレモンの選抜種です。

石田系リスボン

詳しいことはわかりません。ほかには九州に鶴田系というのもあるそうです。榎本系は兵庫にルーツがありそうです。

アレンユーレカレモン Allen Eureka Lemon

アレンユーレカはトゲが小さいので安心♪耐寒性はリスボンレモンに劣ります。太平洋岸の暖かい地域での栽培に適しています。

ここではアレンユーレカをアレン・ニューマン ユーレカレモン(Allen-Newman Eureka Lemon)であると推定して説明します。このレモンは1966年にはアメリカにありました。交配親は不明の実生(みしょう)です。台木にはユマ・ポンテローザレモンが適しています。カリフォルニアにて年間を通じてよく結実し、特に冬の終わり~初夏が最盛期です。

果実サイズは中くらい~小さめです。果実の形は楕円形で時々しずく形になります。ニップル(乳頭状の突起)があります。しばしば乳輪状の筋が入ります。種子の数は受粉相手にもよりますが、たいてい2、3個~無です。果皮の色は完熟の状態で黄色です。果皮の厚さは中くらいです。表面のきめは細かく油腺の窪みがあります。房は10室程度に別れています。果肉品質はすぐれてジューシーで酸味が強いです。

樹勢は中で、木の大きさも中くらいです。樹姿は開張性でリスボンより棘が無く、ちらほらとある程度です。四季なりで長い枝の先端に実がなります。他の品種と比べて樹勢が弱く寒さに敏感です。害虫を放置しておくと蔓延します。

ユーレカレモンはアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスが起源でイタリアの原種とする実生が1858年から育てられはじめました。1963年にはGarey's Eurekaが発表されるとすぐにリスボンのライバルとなりました。Russoは1955年にユーレカの起源がイタリアのLunarioというレモンにあることを研究して結論づけました。
大実の選抜品種も売られています。

クックユーレカレモン Cook Eureka Lemon

交配親は不明です。1963年にはアメリカに存在していました。1年を通してよく結実し、特に冬の終わりから、春、初夏にかけて収穫されます(※ 年中温暖なカリフォルニアのような地域の場合です)。果実サイズは中くらい~小さめです。種子の入る量は(受粉相手によって)変わりやすく、大抵は2、3個~無です。果皮の色は黄色です。皮の厚さは中くらいです。表面はなめらかで油腺はくぼんでいます。果肉の品質はすぐれておりジューシーで酸味が強いです。

樹勢は中くらいで、木の大きさも中くらいで開張性です。リスボンと比較して実質的に棘無しでちらほらある程度です。四季なり性が強く、枝の末端に実がなります。他の品種と比較して樹勢が弱く寒さに敏感です。昆虫を放置しておくと蔓延します。
アレンユーレカとクックユーレカの違いについて、私の個人的な主観でしかありませんが、両端のニップルに向かってなだらかにリスボンレモンっぽくカーブしているほうがクックユーレカで、それに対し、長方形の角を丸くした形に近いのがアレンユーレカであるような気がします。あくまで一枚の写真を見比べただけですので、すべてがそうだと言えるわけではありません。

ビラフランカ Vilafranca Lemon

トゲがないため作業も安全にしやすく、レモンの果実や葉も風で傷つきにくい。耐寒性はリスボンに劣ります。日本ではビアフランカとも。

ビラフランカ(CRC 280)は1914年にDr. Fawcett'sにより交配されました。シチリアの原種(もとはインド原産)は1875年にH. S. Sanfordによってフロリダにもたらされ、その後カリフォルニアにもたらされました。カリフォルニアでは商業的にほとんど普及していません。ビラフランカもシチリアの原種が起源といわれます。果実の見た目はユーレカと区別できませんが、収穫時期は冬が主でリスボンに似ていることで区別できます。木はリスボンに似ていますがより開張性で、わずかに直立性です。棘は少なく密集していません。

道谷系ビラフランカ(瀬戸内レモン)

瀬戸内レモンともいわれます。広島県の主力品種。平均気温16度の温暖な地域で育てられます。

トゲなしレモン

品種はわかりませんが、園芸店でトゲなしレモンとして売られていて割と人気のあるレモンです。平均気温16度の温暖な地域で育てられます。

璃の香(りのか)

日本生まれのレモンです。酸味が弱いです。私も2020年から栽培しています。棘は小さく短いですが、レモネードと比べると多いので袋掛けなど作業しづらいです。
小さく育てる場合は1年生の苗木がおすすめです。

シチリアレモン Sicily Lemon

私が以前からず~っと気になっているレモンです。なかなかレアそうです。

補足

世の中で言われているシチリアレモンは、シチリアシトロン(Sicily citron)のことを指す場合もあります。シチリアシトロン(ブッシュカン系統)の一種です。果実は大きな楕円形です。果皮は熟すとレモンイエローになります。皮はとても厚く白いわたの部分が占める割合が大きいです。果汁は少ないですが、酸味はレモンと同じです。木は小さく開張性です。棘は中くらい、ときどき大きい刺があります。起源は不明ですが、イタリアの主力品種Diamanteに似ており、Diamanteは1898年にアメリカで紹介されました。

余談

私が本当に欲しいのは、イタリアのアマルフィー海岸で栽培されているこの大きなレモン(Citrus limon amalphitanum)です。このレモンはリモンチェッロに使ったり、生で食べるとおいしいらしいのです。このレモンの品種の名前はわかりませんが・・・もう何年も憧れの対象です。

マイヤーレモン Meyer Lemon

マイヤーレモン
マイヤーレモン(筆者栽培)
ニュージーランドから輸入されるレモンと同じ品種です。豊産性でコンパクトに栽培できます。リスボンとはちょっと違ってライムのような風味を感じます。酸味はマイルドで香りがすぐれます。果皮は苦味少ないです。レモンの中では耐寒性強いです。果実重100g-130g。収穫期は9月~12月。アメリカの著名料理家アリス・ウォーターズがテレビでマイヤーレモンを使った料理を発表し、家庭菜園で人気の品種となりました。

マイヤーレモンはオレンジとの交配種という説と、シトロン×(マンダリン×ポメロ)の交配種という説があります。苗木は1908年に植物探検家のFrank Meyerによって北京からアメリカ農務省に持ち帰られました。

カリフォルニアにて四季なりで収穫時期は一年を通じて分散され、主な収穫時期は冬です。樹勢は程よく強く、他のレモンと比べて耐寒性と耐暑性の両方があり栽培への適応が広いです。木の大きさは中~小さめで棘なしに近いです。庭植えする果樹として(アメリカ)では注目されています。果実のサイズは中くらいです。果皮はなめらかで薄く、黄色~オレンジ色です。果肉は黄色~橙色の中間です。適度に種子がありジューシーで酸っぱいです。房は10室程度に分かれてimasu.香りは独特で魅力的です。オリジナルのマイヤーレモンはカンキツトリテザウイルスに感染しています。改良されたマイヤーレモン(1971年~)はウイルスフリーです。
アメリカで鉢植えのオーナメンタルレモンとして紹介された後、急速に人気が高まりましたがトリテザウイルスの運搬者と見なされ栽培が禁止されました。その後、ウイルスフリー化したマイヤーレモンは入手可能で過去の品種と置き換えらえています。果実は取扱いや輸送、貯蔵に耐え、テキサスや南アフリカ、ニュージーランドでは大規模に商業向けに栽培されていますがフロリダでは第二次世界大戦をきっかけに減少しました。
マイヤーレモンは私の庭でも寒さに耐えており、本当に寒さに強いと思います。ただし、さすがに-7度ほどの寒さや豪雪には一時的であっても耐え難く、そうした地域では防寒が必要です。それから、畑に植えっぱなしも厳しいので北風は遮る必要があると思います。

レモン シードレス あや

名称からして国産の種なしレモンと思います。園芸店の説明では福岡県で作出されたそうです。

レモン21

糖度が高くふつうのレモンより果汁が2倍。国華園にて2019年に1501円で販売を確認。

ラフマイヤーレモン

酸味控えめ。オレンジとの交雑種です。語感からラフレモンとマイヤーレモンを掛け合わせたのかな!?それともMeyerさんが交配したという意味なのでしょうか。ラフレモン(rough lemon)にもいくつか種類があり、どのラフとマイヤーを交配したのかな?

ラフレモン Rough Lemon

表面がデコボコしたレモンです。ラフレモン(Citrus jambhiri Lush.)は耐寒性があります。マンダリンオレンジとシトラスの交配種と考えられています。ラフレモンは激しくデコボコしていますが、交配種はよりレモンに似た見た目のものがあります。日本で売られているラフレモンがどの品種のことを指すのかわかりませんが、フロリダには Florida rough lemon(デコボコが弱め)など複数のラフレモンの品種があります。

ポンデローザ Ponderosa Lemon

ポンデローザ(日本ではポンテローザとも表記される)は別名ジャンボレモンと言われます。

シトロン(ブッシュカン)とレモンの交配種と思われます。果実は大きく外皮はでこぼこしています。1887年にメリーランド州のGeorge Bowmanが交配し1900年に販売が開始されました。やや寒さに敏感で棘が多いです。果肉はジューシーで酸味があります。四季なりで(カリフォルニア州では)一年を通じて収穫できます。イタリアに起源があるのではないかと考えられています(もとをたどればインド発祥ですが)。American Miracle Lemonという別名があります。
今回はポンデローザをジャンボレモンと別に紹介しました。なぜなら日本ではイタリアのシチリアレモンとまぎらわしいからです。

ジャンボレモン Jumbo Lemon

とっても大きなレモン。大きいので鉢植えではそんなに大量に実らせられないデメリットも。酸味はややマイルド。果実重350g。果汁は1玉あたり多くて250ccとれる。収穫期は11月~1月。

レモネード Pink Lemonade

単に「レモネード」と書かれたレモン。園芸店で売られています。「スイートレモネード」と同一品種かは不明です。私が見たところ、棘は1.5cmの細いものが少し枝に生えていました。

ピンクレモネード Pink Lemonade

葉だけでなく果皮にも班が入るレモン。果汁多く果肉はややピンク色。果実重80g-100g。
ピンクレモネードは斑入りのため、他のレモンよりもお値段が高いみたいです。
「Variegated Pink Fleshed Eureka lemon(斑入りのピンクの果肉のユーレカレモン)」は「斑入りユーレカレモン」または「ピンク果肉のユーレカレモン」と呼ばれます。ピンク色の個性的な果肉で緑のストライプが入ります。バーバンクで1931年に発見されA.D. Shamelが選抜しました。四季なり性で(カリフォルニアにて)年間を通じて収穫できます。主な収穫時期は冬~初夏にかけてです。ときどき「ピンクレモネード」として販売されます。若干ユーレカレモンより樹勢が弱いです。果実の表面は粗く、完熟すると緑のストライプは消えていきます。種子は少ないですが、とても酸っぱいです。

スイートレモネード

酸度が一般的なレモンの五分の一しかなく酸っぱくない。レモンなのに甘い。果実重100g。収穫期は2月。東京ではマニア層の需要があるらしく目利きの間では注目のレモンです。

レモネード(予備知識として)

ここではたんなるLemonadeという品種について解説します。レモネードはレモンとマンダリンの交配種でオーストラリアとニュージーランドで栽培されています。起源は1980年代のニュージーランドです。クイーンズランド州や北部ニュージーランドのような亜熱帯の気候が栽培に適しています。見た目はライムに似ていますが、熟すと黄色くなります。酸味は少なく甘味がありオレンジに似ています。香りはレモンに似ていません。本物のレモンではなく交雑したレモンに分類されます。

名前からして「スイートレモネード」はスイートレモンとレモネードの交配種ではないかと私は想像します。

赤レモン(姫レモン) Little Lemon

珍しい小さなレモン。オレンジ色になる。レモンの中で最も酸っぱいともいわれます。

チャイナリトルレモン China Little Lemon

レモンと名前がついているがほんとうの名前はカラマンシーで東南アジアで栽培される四季柑である。

サイパンレモン Saipan Lemon

マイヤーレモンの系統で「菊地レモン」「島レモン」とも呼ばれます。北マリアナ諸島のテニアン島から小笠原諸島に導入された品種。果実は一般的なレモンよりやや大きく丸みを帯びている。東京都八丈島などの特産品です。
初冬あたりに実付き苗が出るのではないでしょうか。

メキシカンライム Mexican Lime

通常、カクテルに入れるライムは南米系のライムである。

タヒチライム Tahiti Lime

タヒチライム
タヒチライム(筆者栽培)
樹勢強く豊産性で育てやすい品種です。私も畑にじか植えして育てており、耐寒性があるように思います。しかながら、私が観察した限りでは自己結実性はあるものの、他家受粉を好むように思います。中間地であるためか理由はわかりませんが収穫までに多くの実が落果してしまいます。耐寒性は森田ネーブルよりありますね。

バレンタインライム Vallantine Lime

レモンとライムの交配種。縦に切るとハート形の断面。皮苦味少ない。果実重150g-190g。収穫期は12月上旬~2月上旬。スイートハートライムの名称でも売られています。

イエローベル(レモン)

広島県の登録品種です。登録日は2012年、権利消滅日は2042年。道谷系ビラフランカの交雑実生で三倍体。

Golden SL(レモン)

2017年に有効期限が消滅した南アフリカの品種です。名前からユーレカの系統と思われます。

世界のレモン

レモンを生産している国はイタリア、メキシコ、中国、アルゼンチン、ブラジル、アメリカのほか、ニュージーランドやオーストラリア、イスラエル、トルコやナイジェリア、南アフリカ共和国、イランやインドで栽培されています。東南アジアではベトナム、タイ、スリランカなど温暖な地域でもレモンが作られています。

イタリアのレモン

FemminelloまたはRuvittaru: イタリアのレモンの主力で各品種の総称。大抵は棘が少ない。
Femminello Zagara BiancaまたはFior d’arancio
Femminello siracusanoまたはFemminello masculuni
Femminello apireno Continella
Femminello Dosaco Femminello Santa Tereza:Phoma tracheiphila抵抗性。
Femminello Lunalio: Phoma tracheiphilaに非常に弱い。
Femminello Scandurra
Sfusato amalfitanoまたはFemminello sfusato
Interdonato: シトロンの原種との交配種でPhoma tracheiphila抵抗性。
Monachello: Phoma tracheiphila抵抗性強い。  

ニュージーランドのレモン

ニュージーランドの気候は日本と正反対のため、レモンが我が国に輸出されています。 主な輸出先は日本。
  • Yen Ben: リスボンレモンの選抜種。イタリアがルーツ。トゥルーレモン。(日本人はリスボンという形や風味でなければならないという固定観念があるため)日本に受け入られている。
  • Lemonade Lemon: 家庭菜園向きの小さめの木のレモン。スイートレモンの交配種。
  • Meyer Lemon: 主力品種のひとつであるが、日本ではあまり受け入れられない。
  • Villafranca: かつての主力品種。
実はリスボン系統はアメリカではオワコンなんですが、我々日本人はリスボンじゃなければいけないという考えを信じています。「昔から日本で使われているレモン」という固定観念から離れられないのです。

オーストラリアのレモン

オーストラリアではニュージーランドと同様に、ユーレカ、リスボン、Yen Ben,マイヤーの他、Finoというスペインから輸入され1994年に検疫を通った品種があります。Vernaはスペインを代表する主力品種で1994年に検疫を通りました。ユーレカはオーストラリアで最も広く栽培されている主力品種でTaylor(1955年)Lambert(1956年)によって選抜されたものが国内で栽培されています。新品種のユーレカは2004年に発表されました。ユーレカは国内向けがほとんどで、いくらか輸出されています。ユーレカの主な輸出先は日本で高品質な農薬無しのものが求められています。ユーレカの主な収穫時期は6月から9月です。Finoは欧州への輸出が期待されています。リスボンは国内消費向けです。マイヤーは家庭菜園、マイナー市場向きです。

アメリカのレモン

アメリカのレモン事情は他とちょっと違って新品種の開発がどんどんすすめられています。レモンに関する特許も多く申請されています。おそらくこれからのアメリカのレモンのライバルになるのは中国だと思います。中国がアメリカで頻繁にレモンの栽培技術に関する特許を出しています。Craig Robert Pressler氏は2012年以降から次々とレモンの特許を出願しています。

中国のレモン

中国にはレモン専門所の研究所が複数あり、またまた桁違いの数の組織がアメリカで特許を取得しています。中国のレモンに対する本気さが伝わってきます。中国の南方はレモンの栽培に適しており、作れるレモンの量も多そうです。

未整理のレモン

Lipo: Citrus limon x Citrus paradisii。インペリアルレモン。大きなレモン。
Lemox: 種なしレモン。
Sanguineum: 赤いレモン。
Perretta: 洋ナシの形をしたレモン。
Volkameriana Lemon
ジェノバ(Genova): イタリアに起源をもつ。1887年にフロリダにもたらされました。
Primofiori: スペインの主力品種のひとつ。

レモンの栽培レビュー

レモンはある程度木を大きくしないと収穫は難しいと思いました。レモンの最大の敵はアゲハチョウの幼虫のアオムシで、アオムシを大事に育てている限りレモンは実をつけませんでした。アオムシには可哀想ですが、早期にレモンを収穫するためにはBT剤のような農薬使用を検討したほうがよいでしょう。そうはいっても筆者のレモンも一度も実をつけないまま4年が経過した秋にもアオムシにより葉の数は少ないです。メイヤーレモンは育てやすいと思います。おすすめのレモンはトゲなしレモンです。
参考・引用文献
更新履歴
  • 2020年9月19日 レモネードを追加しました。
  • 2020年2月23日 マイヤーレモンとリスボンレモン、タヒチライムの写真を掲載しました。
  • 2019年9月29日 レモン21をリストに追加。
  • 2019年4月17日 世界のレモンについて詳しく説明をはじめました。
  • 2019年4月16日 フロスト、アレン、クックの説明を詳しく書きました。
  • 2015年2月15日 ページを公開しました。

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